「本当の大どんでん返しは…」シックス・センス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
本当の大どんでん返しは…
思い出しレビュー50本目。
『シックス・センス』
M・ナイト・シャマランの名を一躍世界に知らしめた大ヒット・ホラー。
『ホーンティング』とは大違い。
ホラーとしての怖さも人間ドラマとしてもレベルの違いを見せ付ける。
幽霊が見える少年コールと彼を担当する事となった小児精神科医マルコム。
自分の能力に苦しむコール。
そのコールの姿に、かつて救えなかった少年を思い出し、彼の助けになろうとするマルコム。
コールは自分の能力を母親に言えず、溝を作っていた。
マルコムもまた、とある事件以来妻と不仲になり、悩んでいた。
誰もが悩み、苦しみを抱えている。
コールが見える幽霊たちも…。
救いや癒しを求めている。
各々の救済のドラマが丁寧に語られていく。
じわじわ系のホラー演出も素晴らしい。
コールの周りに幽霊が現れると気温がグッと下がり、見てるこちらも寒々としてくる。
ベッドの下から少女の幽霊の手がコールの足を掴むシーンは特筆モノ!
ブルース・ウィリスの抑えた好演。
そして何より、ハーレイ・ジョエル・オスメントの天才子役っぷり! もしその後噂された通り、ハリポタくんを演じてたら、彼の役者人生も変わっていただろうに。(結果的に演じなくて良かったけど)
母親役トニ・コレットも名演であった。
そしてそして、
もはや語り草であるあのオチ。
もう誰もが知ってるので敢えて触れないが、そこに至るまでの伏線や細かな演出の方こそ唸らされる。
コールの家を訪れたマルコムが、コールの母親と一切会話ナシ。
あまりにもマルコムを無視し続けるマルコムの妻。
妻とレストランで会食の際、椅子を全く引かないで座るマルコム。…などなど。
これら「ん?」と思う違和感も、オチが分かった上でもう一度見ると、実に細心の注意が払われているのが分かる。
その後ヒットは幾つか放ったものの、いつしか迷走してしまったシャマラン。
一発屋。シャマランも終わった。
しかし、最近になって得意分野に戻り、再び脚光を浴びるシャマラン。
しかも、『アンブレイカル』と『スプリット』のユニバース企画まで控えている…!
このシャマランの復活劇こそ、本当の大どんでん返し!
さて、
暫く続けてきた思い出しレビューも、切りよくここまで。
と言うのも、退院が決まりました~!\(^^)/
やっと新作が見れるぅ~♪
久々に昔見た作品を振り返るのもいいもんでした。
近大さん
返信コメントをありがとうございました。
なるほど・・続編は
『アンブレイカブル』と『ミスター・ガラス』なのですね。
両作のキャストがそのまま続投しているとか
今度、『ミスター・ガラス』観てみますね(≧▽≦)
教えてくださりありがとうございます。
近大さん
レビュー発見です(´▽`)
今回、再鑑賞できたので
レビューしてみました。
改めて感動できたこと
発見も多くあり 嬉しかったです。
ブルース・ウィリスの抑えた演技も良かったです。
何と言っても、ハーレイ君ですよね。
あの目で見られると抱きしめたくなります。
車中で母親とおばあちゃんの事を話すシーン
泣きました。
近大さん、再びきびなごです。
そうでしたか……手術とはまた大事でしたね。
しかしながら本当にご無事で何より。
まだ本調子ではないかもですが、またぼちぼち
映画を観たりして元気取り戻してくださいね。
先に観てしまって何ではありますが、
『悪女』『スリー・ビルボード』とも
近大さんなら気に入られるかと思います。
今後とも応援しております。ではではで!
近大さん、
お世話様です、浮遊きびなごです。
やや忙しくなり始めて遅くなりましたが、
いつの間にやらのレビュー2000本突破
おめでとうございます! いやはや、
思い出しレビューでもこれだけ
子細に書けるってスゴいっすね。
『ZILLA』のレビューとか共感しか無いです。
そしてレビュアーランキングも……
僕はseanさん改めハチコさんのレビューも
好きなので、やや複雑な気分ですが(苦笑)、
この調子でまたどんどん書かれてください!
毎度楽しみにさせていただいてます。
ところでこのレビューで知りましたが、
入院されてるんですか!? しかも3週間位?
身体の加減はもう大丈夫でしょうか……。
(大丈夫だから退院できる? ごもっとも。)
無理されないようにと言っても無理しないと
いけないのが仕事ですが、御自愛くださいね。
退院おめでとうございますです。
それではまた!