「ハリウッドの良心」JFK odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドの良心
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いやはやオリバー・ストーン監督は凄い映画を撮ったものだ、法的にはジム・ギャリソン検事の訴えは否定されたが関係者がことごとく不審死を遂げているのでは致し方ないだろう。真実は政府資料開示の時を待つしかないのだろうが、所詮分かることは意図的な証拠隠滅、捏造が行われていたかどうかということ位で真犯人が書かれているわけではないのだから期待は薄い。
政治の巨悪を暴くのはジャーナリストというのが相場だがこの事件では地方検事に委ねられており、むしろマスコミは権力に加担しているように映る。あのクロンカイトでさえこの映画を酷評したというから摩訶不思議だ。そんな風潮の中、国民に慕われたJFKの死を曖昧にできないというハリウッドの良心が創った渾身の力作だった。気が付けば3時間半もの長編だったが見入ってしまった。
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