三人の女性への招待状のレビュー・感想・評価

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4.0遺産相続をめぐるピリッと辛いサスペンスコメディ

2019年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

町山さん推薦の化かし合い・騙し合いのサスペンスタッチの隠れた?名作。 ジョセフ・L・マンキウィッツ監督の1967年の映画。 https://youtu.be/9rUN3c0kyao ベニスの大富豪フォックスが、イギリスの劇作家ベン・ジョンソンの「ヴォルポーネ」(喜劇)をヒントに、「あとわずかな命の死にかけ老人」を装って、過去つき合っていた女性3人に手紙を書き邸宅に招待するという話。遺産相続を巡るサスペンスが繰り広げられるんだけれど、必死に見ていると、次々と新しい展開があって、頭がちょっと混乱してきました。結局、プロットを楽しみながら見る映画かなと思ったりしました。 あ!と思ったのは、マギー・スミス(シェリダン夫人の付き人看護師)。どこかで見たことあるなと思ったら、『眺めのいい部屋』に出演していた人(主人公の世話を焼くおばさん)でした。今も現役で『ダウントン・アビー』というドラマに出演しているそう。若い!目がこぼれ落ちそうな美人でした。 話のほとんどが、フォックス宅の会話劇。個人的には、狭い空間(精神病院、刑務所、施設など)が舞台の映画が好きなんで(笑)、結構、満足しながら見ました。大スペクタクル系の映画が好きな人はちょっと退屈かも。 フォックスがバレーを踊ったりする姿がお茶目で、結構、好きなシーンです。 ジョセフ・L・マンキウィッツという人は、『三人の妻への手紙』(1949)、『イヴの総て』(1950)で2年連続、アカデミー監督賞、脚本賞を獲得した、すご〜い人らしいです。『三人の妻への手紙』は、この作品の前駆的な匂いもする映画のようで、いずれ観たいなと思っています。

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mitty