サムソンとデリラ(1950)のレビュー・感想・評価
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髪の毛は大切!
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幼少の頃、テレビで2度ほど見て、記憶にずっと残ってしまった作品。大人になった今、改めて鑑賞すると、虐げられてきた被支配民族のダン族やサムソンの立場に以前より感情移入できなかった。しかし、ラストのスペクタクル映像にはやっぱり感動。
神がかり的な強さももっと部族を守るために使う描写がほしい。女にうつつを抜かしている腑抜けたサムソン。ずっと傍で見守っているミリアムが健気でいじらしい。本物のライオンとの格闘シーンはどうやって撮ったのか・・・気になる。
サムソンは単に純粋に惚れっぽいだけの愛。セマダールは結婚式途中でペリシテ人のアルトアに気軽に乗り換えるくらいだから、愛は深くない。しかし、デリラの愛はサムソンにマムシだの悪魔だの罵られても貫いた本物の愛だったかもしれないし、結婚できないとわかっていても慕い続けたミリアムの愛は本物だった。
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