ザ・ビーチ(2000)のレビュー・感想・評価
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ミッドサマー的なやつかと思って見始めた
実際は青春群像劇だったので結構肩透かし感はあった。勝手に期待してただけだけど、冒頭で村の地図をくれた人間が派手に自死したらそう思うよな…
なのでこちらはいつ住人が狂った本性を見せるのかとずっと待ち構えてたけど、主人公以外はみな最後まで理性的だし普通にコミニュティとか組織作りの難しさみたいなのにちゃんと苦悩してる感じだった。
エンディング曲めっちゃ好きな感じだな(ボーカルはいらないけど)と思って調べたらU.N.K.L.Eプロデュースで膝を打った
感想メモ
若かりしディカプリオがイケメン、海の中でのキスシーンはすごく色っぽかった
楽園って何だろうな、美しいビーチで作物を育てたり、魚を捕まえて生きる、彼らは充足しているように見えるが、実際は文明的な生活を求めているし、島の秘密を守るというルールの元に制限されている
生きている限り欲は出てくるもので、本当の楽園なんて存在しないということだろうか
しかし、美化された思い出の中の島は確かに楽園だったのだろう
途中サメ映画始まったかと思ってビックリしたよね、フランス人のジョーク笑えねー
後半のちょっと頭おかしくなってそうなディカプリオ好き、シャッターアイランド好きだからね
楽園なんてない
ディカプリオは旅先で狂気の男に会い、楽園の地図を手に入れる。
半信半疑ながら別の旅行カップルを誘って、孤島であるそこへ行くと、本当に楽園があった。
サルという女が自治しており、マリファナ吸い放題で自由に生活できる。
ディカプリオはサメを退治した事をきっかけにヒーローになり、サルとも恋仲になる。
が、この楽園に人が殺到することを防ぐため、その存在は知られてはならない。
ディカプリオは島に来る前、地図のコピーを見知らぬ人に渡していた。
これがバレ、急に扱いが悪くなる。一方地図を頼りに来た人達は島のメンバーにより殺される。
この事件は島の管理者に知られることとなり、サルはディカプリオを殺すか全員で島を出るかの選択を迫られる。
メンバー達は島を出るのを拒み、またサルも引き金を引いた。
実は弾は入っていなかったが、メンバーをも殺すサルの姿に、サル以外の全員は島を後にした。
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楽園が存在するのなら誰でもそこに行きたいのは当然のこと。
そこにいる人間以外にその存在を知られるのはタブーであり、それを破った者を殺すのも当然のものだと思う。
楽園とはいえ、厳しい規律がなければ成立しない。サルがディカプリオを殺すのは正しい。
実はサルはディカプリオ以前にも仲間を見殺しにするという冷酷さを見せていたが、これは自治を担うリーダーとしては当然の行動だと思う。
それがなければ自治なんて不可能。血の掟のない所に統率はないだろう。
結局島のメンバーはそういう事を認識もしていない、ただ遊んで暮らしたいだけの烏合の衆で、一枚岩の組織ではなかったということである。
結論としては、世の中本当意味での自由というか、楽して幸せになれる世界なんてありえない、という話。平凡な人間は平凡な世界に帰って平凡な日常を過ごすべし。
期待はずれ
現実世界を捨てて集落を作ってる旅行者たちは異様なかんじで、サメに襲われて死んだり怪我したり、寝取り寝取られの人間関係もあり。
後半はサイコスリラーというか、集団心理の恐怖みたいのを描いてくれるのかな?ワクワクッ
とおもってたけど、結果そんな感じでもなかった。
ちょっと狂気的だったのは女ボスのサルくらい。その彼氏は特に害なしだし、集団パニック的なことも特になく(強いて言うなら、怪我人を放置しにいくとこと、最後の発砲事件くらい)。
どうなる?どうなる??どーなっちゃうの?!
と思わせておいて、なんとなく期待外れだった。
ラストの集合写真でいい思い出にほっこり(^^)
って、あ、そういう終わり方ですか…へぇ〜…という感じでした。
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