「国家に捨てられた男の恨み」ザ・シークレット・サービス Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
国家に捨てられた男の恨み
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70
国家に暗殺者としてさんざん使いまわされた挙句に捨てられた男の恨みが、彼を凶行へと走らせる。裏切られ傷つき理解者もいない彼は今更健全な市民として生きられず、国家への復讐のみが彼を生きながらえさせる。そんな犯人の歪んだ人生が、大統領を守れなかったという過去の汚点を背負って生きるイーストウッドと絡む設定が良い。倒すべきテロリストであることは間違いないんだけど、命を捨てる覚悟で突き進む彼の人生に少し憐れみと共感も覚えた。暗殺のための計画とそれを捜査する過程も楽しめる。イーストウッドも歳をとりながらもなんとか走り回って頑張っていた。
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