「●いい意味で昭和のサスペンス。」ザ・シークレット・サービス うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)
●いい意味で昭和のサスペンス。
なつかしい作品だ。携帯もネットも一般的でなかった時代。情報戦でもハイテク戦でもない。SS(シークレット・サービス)とアサシンの静かな戦い。そして、もちろん3Dプリンタもない時代。あの銃には感心させられた。
アサシンはSSのベテラン、ホリガンに幾度となく電話して犯行予告する大胆ぶり。なんだか小粋なやりとりに、妙にアメリカらしさを感じたもんだ。その一方で、ホリガンの古傷をえぐる。ケネディを救えなかったという古傷。原題の’In the Line of Fire’ってのはここだよね。銃声の最前線に立てるかって。
マルコビッチの怪演。冷静沈着な人殺しなんだけど、どっかで誰かに理解して欲しかったんだろな。
あと本筋ではないけど、イーストウッドの「振り向いたらオレに気がある」ってセリフ、あれは好きだな。
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