最前線物語のレビュー・感想・評価
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murder or kill
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WW2の各最前線へ送られる、不死身の軍曹と4人の若い兵士達の戦い。
兵士達の生意気な態度に対し予想外に寛容なので、あまり鬼軍曹という感じはしなかったです。粋がっていた若造達が、徐々に戦争というものを体験していくのですが、仲間の死に接しても比較的軽い調子が続くので、戦場なのに緊迫感がなくて違和感がありました。軍曹は踏んだ場数が桁違いでしょうが、若い兵士達はただ幸運としか言いようがありません。
イタリア兵を追っ払ってくれたと米兵を大歓迎するシシリアおばちゃん達。亡くなった親の棺を軍曹に用意してもらい喜ぶシシリアの子供。(この子が連れているロバが超可愛かった!)世の中で何が起きているか理解していないベルギーの精神障害者達。皮肉なユーモアのつもりなのでしょうか。流石に収容所の少年のことは真面目に描かれていました…。
展開が速く、よく分からない内に上手いこと解決していきますが、Omaha Beach上陸のシーンはなかなか良かったです。
WW2終戦における軍曹の"murder"は、未遂で終われた訳ですね。
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