劇場公開日 1984年8月4日

「香港映画らしいが」五福星 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5香港映画らしいが

2021年3月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

単純

泥棒、詐欺師、抜けた警官と揃って調子の良い奴らばかり。
テキトーなこの感じが、昔話みたいな冗談の繰り返しで笑えるほどではないが、これが香港の喜劇的な展開なのだ。
私自身があんまり笑えた試しがない吉本新喜劇とかと同じようなもので触れ続けた文化によって笑いにも違いがあると言うことだろう。
いきなり全盲の路上ライブする家族が出てきたり、唐突なので面食らうが、これが当時の香港テイストだった。

五福星の面々はそれぞれの特徴はあるもののお調子者ばかりで、どこがで見たことのある役者だが、サモハン以外は見たことある程度の認知度しかなくて、ピンと来ない。
ただジャッキー・チェン、ユン・ピョウ等その後の香港映画で活躍する役者が多数出演してるのは良いとして、肝心のストーリーは悪ふざけのショートコントを繋げたつぎはぎ感が強いので、この香港テイストに馴染めないと「どこが面白いの?」となってしまう。
当時見たはずなのに、改めて見たら「なんだこりゃ?」となってしまった自分だった。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)