この森で、天使はバスを降りたのレビュー・感想・評価

子供を亡くした女性と子供が孤立している女性。大きな傷を背負った二人の女性が、周囲を癒すことによって自らの魂をも再生していくストーリー。

性暴力やベトナム戦争といった男性的な暴力に立ち向かい「癒し」を男性だけに向けていないヒロイン像から、フェミニスト的な作品だと感じました。

死んでしまったヒロインなき後に、村を訪れた若き母親にバトンを繋げたラストも、輪廻を感じさせられて良かったです。

映画の時間が2時間弱なのでとても観やすかった。
1人の女の子が街を変えて行くという話。職場のハナとパーシーの関係が良かった。
終わりが残念だけど、観終わったあとには気持ちよくなれる。

心を開きかけていたのに、裏切られる。疑心暗鬼。
重く、静かに時は流れていたのに、突然壊される・・誤解なのに。
ラストが悲しすぎる・・。死んでから過ちだったと気がついても遅い・・
それでもパーシーが居たことによって町の人が変わっていけたのが救いかな。