「シスターフッドが救い」孤独な場所で ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
シスターフッドが救い
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めちゃモラハラ野郎の脚本家がその衝動性暴力性ゆえに濡れ衣を着せられそうになる。そこを一人の女性が救おうとするのだが、その衝動性暴力性ゆえにお互いの信頼はもろくも崩れ去ってしまうのだった。/脚本家は戦争帰りということなので、現代風の視点なら戦時トラウマの影響…?とも思うがよくわからない。女性も全身全霊で脚本家に尽くすので、いわば共依存みたいな関係ではあるのだが、サスペンス要素も含んでいるので、「こいつ、やったんじゃないか…」と思わせるために、どちらかというと脚本家の衝動性暴力性を強調した演出となっている。/女性のシスターフッドが印象的だが、『孤独な場所で』というタイトルからすると、製作者側の意図は、シスターフッドを強調することで男性の“孤独”を描いたということなのだろうか(だったらやだな)。
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