「あらすじは面白いけれど」心の旅 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)
あらすじは面白いけれど
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題名にひかれて観てみた。興味深いストーリーだった。
この主人公のように、わたしたちは自分を疲れさせる色んな雑多なものをいつの間にか背負ってしまい、切り離せないでいる。
でも、何かを機会に物の見方が変わると、人生を大きく変えることができるかもしれない。
そんな機会は絶対来ないとは言い切れないし、自分でその機会を作ることもできるかもしれない…
そんな事を考えさせてくれた。そういう点でこの映画は記憶に残りそう。
残念なのは、終盤に行くにつれ、米映画でよくみる「正義は勝つ」的なパフォーマンスぽい短絡的な場面が増えてきて、非現実感を感じさせたところ。
例えば私立学校の校長の講話の真最中に、娘を迎えに犬まで連れてドカドカと入っていき、さっと連れ去る場面など。
いくらスカッとするからといっても、非現実的なカッコつけた場面が安易に挿入されると、一気に映画が安っぽくなってしまう。
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