「退屈な宇宙観光旅行はもう飽きた」コクーン2 遥かなる地球 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
退屈な宇宙観光旅行はもう飽きた
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総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 60
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 65
人間は不老不死が幸せとは限らない。仲間も家族もいない平和な生活など退屈だし孤独だし拷問でさえあるかもしれない。人にとって何が生甲斐なのか幸せなのかを見つめ直してみるとそんな当たり前のことに気がつく。5年も何もない他の惑星で観光をすればもう充分だろう。死があるからどう生きるかということを考えるのかもしれない。
宇宙人たちは前作で仲間を一万年も放っておいたくせに、災害が起こるから助けなきゃといって今回はなんとわずか5年で戻ってきた。その前の一万年には何も災害がない平和な時間が流れ続けたのだろうか。前作で弱って干からびて海底に放置された宇宙人は、地球人に牡蠣殻を割られると5年の間に輝きを取り戻し宙に浮くことも出来るようになっていたが、その割りに地上ではすぐに弱るという。宇宙からやってきた彼らの仲間は地上での生活で元気いっぱいなのに不思議なことだ。地球を圧倒する技術を持っているくせに地球人の警備を破ることすら出来ない。相変わらず宇宙人の設定は無茶苦茶である。もうちょっと考えて工夫して欲しかった。
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