劇場公開日 1947年8月30日

「いとしのクレメンタイン」荒野の決闘 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いとしのクレメンタイン

2012年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

幸せ

萌える

冒頭から洒落てます。情感豊かな作品であることにびっくり。とにかく男臭い作品だと思い込んでましたので。

1946年、ジョン・フォード監督作品です。
1881年の有名なOK牧場の決闘を題材にした男のドラマと、堅物保安官の一目惚れに始まるラブストーリー。
広大な乾いた風景をバックに、邦題の「荒野の決闘」としても、原題の「MY DARLING CLEMENTINE」としても大満足。愉快な場面もあり、見応えのある97分でした。

保安官ワイアット・アープと詐欺師ドク・ホリディがカッコいい!
ワイアット・アープを演じるヘンリー・フォンダの、一瞬見せる笑顔、クレメンタインへの一途さにドキドキ、自然な存在感が素晴らしいです。

夜の酒場は沢山のランプが灯って男達を誘い、劇場では盛装して名優の旅興行を楽しむ。生き生きした街の生活も印象的でした。制作当時の人達にとっては、祖父や父親の若かった頃、あるいは自分の子どもの頃を描いた作品だったんだよなあ。感慨深いです。

グッドラック