「マイ・ダーリン・クレメンタイン」荒野の決闘 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
マイ・ダーリン・クレメンタイン
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プレミアムシネマで鑑賞(字幕)。
ジョン・フォード監督の「駅馬車」と並び称される名作を初鑑賞です。ワイアット・アープとクレメンタイン、ドク・ホリデイの関係性が織り成すドラマが静かなテンションで丁寧に紡がれていました。原題が「マイ・ダーリン・クレメンタイン」なのも納得。無法者には容赦無いのに、愛するクレメンタインに対すると途端に不器用になるワイアット・アープを体現したヘンリー・フォンダの演技が素晴らしかったです。ゆったりした流れから、OK牧場を舞台にした死闘が繰り広げられるクライマックスへなだれ込んでいく緩急も抜群でした。
[余談]
邦題の付け方が巧み。もし初公開時の邦題が「いとしのクレメンタイン」だったとしたら、西部劇だと誰も連想しないだろうし、「荒野の決闘」と付けた方のセンスに敬服です。
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