交渉人のレビュー・感想・評価
全11件を表示
見どころは「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン
信じられるのは仲間より、赤の他人。
プロの交渉人が、無実を証明するために人質とって交渉される話。設定は面白かった。
見どころは、「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン。
ダニーが警察側の作戦を看破するのが爽快だった。そりゃあダニーは元々警察側だったわけだし、通用するわけないバレバレだろう。
汗だくの交渉人に「女子高生のコスプレで叩かれたことはあるか?」の質問に、YESと言わせるシーンは笑った。緊迫した状況でもユーモアを交えて、交渉術のお勉強タイムとはさすがダニー。
デブを問い詰めた時の観察眼は勉強になった。目と体の動きでウソを見抜けるもんなんだね。心理学は興味あるから俺も極めて、上手くウソをつけるようになりたい。
ダニーは頭がいいだけでなく、意外と戦闘力あったのも驚き。強行突入には、フラッシュ爆弾みたいなの投げ込んで、銃をバンバン撃ち込む。ダニーは頭もいいし、戦闘もできる万能人間だった羨ましい。ただ撃ちまくる脳筋と違って、人質の安全を第一に考える優しい一面もあって、好感が持てた。
残念だったのは、「最後にみんなテノヒラクルーしすぎ」だったこと。
最後クリスと共謀して、黒幕をハメた後の周りの反応が怖かった。警察連中はさっきまで、ダニーを突入してぶっ殺そうとしてたのに、あっさり手のひらを返すなんて信じられん。ずっとダニーを信じてたのは奥さんくらいだよ。ダニーはもっと怒っていいと思うわ。俺だったらしばらく疑心暗鬼になって、誰とも関わりたくなくなる。
仲間だからって信用しずきるのも危険だ。ダニーとクリスくらいの、赤の他人よりちょっとだけ仲間みたいな距離感が丁度いいのかもしれない。仕事仲間でも友人でもね。
人情を感じる映画
5点。
サミュエルもそうだが、スペイシーの名演技が光る。
現実世界の交渉人がどう交渉するのかは知らないが、
知的で温かみのある人でなければできない職業であろう。
最後にどんでん返しがある。
これは映画ならではだが、この展開はおもしろすぎる。
天才交渉人VS天才交渉人、白熱の頭脳戦
【このレビューは書きかけです】
某映画系YouTuberさんが紹介していた作品。ざっくりとしたあらすじを聞いて「面白そう」と思って鑑賞です。
結論ですが、面白かった!!!
数々の凶悪犯罪者を知識と経験で説き伏せてきたベテラン交渉人が相棒殺しの濡れ衣を着せられ、警察署に立て籠りながら真犯人を探す。
見逃せない緊張感あり
次々と展開する立てこもりと、交渉人同士の頭脳戦。強行突破しようとする警察・FBI。ライフルにヘリからの攻撃も加わり一瞬も見逃せない。よくできた映画だった。ビルのセットやビル周辺のシーンとか臨場感あってよかった。
残念なのは、犯人がイマイチ。動機もよくわからないし、最初から怪しさ満点だったので、さらに一ひねりあったら文句なし。ついでに、前日まであれほど仲良しだった仲間をこれほど強硬に否定できるのか? 余りに極端でちょっと違和感あった。
ケビン・スペイシーが颯爽としていかした役。強行を主張するデヴィッド・モース隊長が実はいい奴だったというのも予想外。
そして、ブラウン管デスクトップとフロッピー、この時代を懐かしむ。
交渉人・濡れ衣
テレビ大阪での放送で2回目の鑑賞。
交渉人同士、両者一歩も譲らぬ駆け引きに痺れました。互いに手の内を知っているからこその緊迫感。濡れ衣を晴らすための戦いに手に汗握りました。犯人予想は大ハズレ(笑)。
[余談]
レビュータイトルを、五十嵐貴久「交渉人」シリーズのタイトル風にしてみた。このシリーズの1作目は、本作へのオマージュが捧げられていたような気がします。
※修正(2023/12/24)
スペイシーが良かった頃
役者魂溢れる中年男優ばかりを揃えた映画です(何故若い警官がいない?)。交渉人でありながら熱くなるジャクソンと冷静沈着を保つスペイシー、更にどうしても撃てないとあきらめるSWAT隊員。警察の同僚が皆真犯人のような錯覚を起こしそうだ。
スペイシーが言っていた「シェーン」では最後に主人公が死んでるという話は本当なのか?気になるところだ。西部劇の伏線が効いてるなぁ。スペイシーかっこいいし・・・
プロの交渉人同士のシビれる駆け引き
前半から中盤にかけては、プロの交渉人同士の緊張感ある駆け引きが展開されてよかった。犯人のダニーもプロなので、お互い手の内分かった上でのハイレベルな駆け引き。シビレました!いろんな邪魔(主に署長とベック隊長 笑)が入って思うように進めれないクリス。怒りを露わにするシーンもあったけど、「分かるよー、気持ち分かるよー、クリスー」と終始共感しておりました。
後半の黒幕を特定する展開はちょっと盛り下がったかな。ダニーとクリスで黒幕にたどり着いたわけじゃなく、黒幕側からの登場・・。しかも、伏線とかがあったわけじゃなく、唐突に登場だったから、軽く驚いたけど、そんなにインパクトはなかったかな。
個人的に、最後の隊長の「死ぬなんて甘いぞ」とひと言はよかった。実に共感できた。邪魔し役でいけ好かないと思ってたけど、このひと言で評価アップでした 笑
● 恨みでもあったの? ●
面白い。
これを見て、ケビン・スペイシーの他作品を見たいと思いました。
格好良いわ〜。
最後、なぜあの人が黒幕と分かったのかが、未だに疑問。
他の署員たちより早く来たからってだけなのにね。
それにしても…
突入部隊の彼は、サミュエルに個人的な恨みでもあったのかしら?
黒幕っぽく見せたかったんだと思うけど、ちょっと強引すぎるよな〜。
もっと「頭脳戦」が観たかった!
サミュエル・L・ジャクソン vs ケヴィン・スペイシー
先日テレビでやってたので、劇場公開時以来、久しぶりにみました。
二人の演技は見ごたえがあるけど、やっぱり肝心の頭脳戦の部分が弱い気がします。
いろんな人の邪魔が入るからしょうがないかもしれないけど、せっかくこの二人を起用しているので、もう少し観客があっと驚くような仕掛けがあってもよかったのでは?
真犯人を途中まではデビッド・モースっぽく演出し、最後は別の真犯人が!ってやりたいのが見え見えすぎで残念です。真犯人じゃないなら、デビッド・モースはあそこまでサミュエルを殺そうとしないでしょ。彼が真犯人じゃないなら、ラスト10分まで、どうしてあそこまでサミュエルを殺したかったのかが疑問です。
公開当時、セブンやユージュアル・サスペクツで毛ヴィん・スペイシーがノリノリだったので、すごく期待して劇場に行きましたが、上記理由から残念な気持ちで劇場を後にしたのを思い出しました。
全11件を表示