恋はデジャ・ブのレビュー・感想・評価
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自分のレビューを読み直す度に思い出す・・・(笑)
気になった女性ナンシーには最初に色々聞きだして、次の日(同じ2月2日)に見事にナンパする。しかし次の日(同じ日)には無視される。現金輸送車の動きを毎日(同じ日)を観察して現金袋を奪うけど、結局はその日にリセット。『50回目のファーストキス』も同じ手法だが、ちょっと違う。こちらは自分以外が全て同じ行動を・・・
いよいよ仕事の相棒でもあるプロデューサーのリタ(マクダウェル)を口説くフィル。しかし毎日(同じ日)詰めが甘く、何度も平手で殴られる。明日が来ないとわかっていても、なんとか成功させたい気持ち。半年後にはベッドインまでするのに、彼は手を出さない・・・
同じ1日を少しずつ小出しに編集してあるところが絶妙。一体全体何回同じ日を繰り返しているのかわからないほど。最初は同級生だったと声をかけてくるネッド(スティーヴン・トボロウスキ)が面白かったけど、その後は辛いことのほうが多くて可哀想に思えてくる。自殺を何度も図ってみるが、死んでも翌朝6時にはボブ・ディランの歌とともに目を覚ます。ピアノのレッスンを受けてみたり、氷の彫刻を試してみたりと、とにかく違うことをやろうとするフィル。彼にとっての半年が過ぎた頃から善行を繰り返すようになった。何しろ、次に何が起こるかわかってるんだから・・・
ピアノがそこまで上達するのはやりすぎだろうとも感じるけど、脚本の素晴らしさとラストの爽快感が最高。だけど、この映画を何度も見るというのも辛いかもしれない(笑)
記憶と行動
私たちが日常を愛するための方法
2月2日が毎日ループで訪れる。
主人公は初め、自分の欲求を満たすことに時間を使う。それでも欲は日に日に満たされ、そのうち毎日訪れる2月2日に別れをつべるために自殺を繰り返すも、目覚めると2月2日。
何十回目かも分からないある日、浮浪者の死に立ち会い、彼を救う日々が始まると同時に、人を助けるために日々を生き始める。また、ピアノや文学に親しみ、文化的教養を身につけて行く。
この作品は、日常を愛するための方法を教えてくれている。「同じ日を繰り返す」というのはメタファーで、私たちもおなじように「毎日同じことの繰り返しで嫌だ」「このまま何者でもなく年老いるのか」といった、同じような日々を過ごしているという漠然とした不安に包まれ過ごす恐怖を抱えているのではないだろうか。
その不安を解消する方法の一つとして、文化的教養と利他的行動こそがクリエイティブな生活をもたらすと教えてくれる作品だった。
また、世界を愛することで、愛される存在になるということを説教臭くなく描ききった名作。
ナンシーとは何だったのか!!
ビル・マーレイのルックスで色々な女とやりまくってリセットする都合の良い展開は気持ち悪かったです。10年単位で繰り返しているのは伝わってきました。主人公は退屈で苦しいでしょうが、歳を取らずに色々上達していくのは楽しかったです。ラストもびっくりするような事はなく全体的に退屈でした。パーティの司会が松村邦洋みたいな口調で笑えました。シガニー・ウィーバーが近年ビル・マーレイとのキスシーンが嫌だったと答えましたが、ビルとラブシーンを演じた女優が他にもいて何とも言えない気持ちになりました。
積み重ね
退屈な毎日をどう生きる?
これはラブコメなのか、、
もっと人間的な大切な事が描かれてると思った
いま自分の持ってるスキルで相手をどうこうしようというよりも、自分をもっと磨いて相手に見てもらおうとする主人公に(偶然そうなっただけだけど)これが正攻法だと言われてる気がする。
しっかしこの世界はきついなあ
同じ1日の無限ループ、、
そりゃ最初は楽しいだろうけど、半年ってねえ、、
監督の話だと10年は経ってるらしいからそりゃあ拷問というか、人生ってのは人間関係、人との距離感を縮めることも重要な要素だから、それが無いってきついよなあ、
現在を生きろ
その日が何回も繰り返されるとしても
それを楽しめ
がこの映画の教えだそう
結果の出ないことが永遠に続いたとしてもそれを楽しめるか、、、
うーむ、、これ仕事とか恋愛にも言えるよね、、そこに喜びを見出すかあ、、出来るのかな、、
断片的にその時間を生きるのって結構難しい気がする
人は変われる
この映画で、ビル・マーレイは何日も過ごして町の人々に詳しくなったり、彫刻やピアノの技術を身に着けたり、少し先の未来を把握していたりする。最初は、自分本位の嫌な人間だったのがそうしているうちに周囲の人に喜んでもらえる人物になっていき、最終的には恋を実らせる。恋が目的だったのが、おまけのようになって初めて実り、とてもさわやかな気分になった。
ビル・マーレイにとっては何十日繰り返したのか分からないが、周りの人にとってはその日一日の出来事で、彼の変貌ぶりに驚愕する。しかしそんな彼が変わったことで周りも変わる。ちょっとしたことでも今この現実の自分の生活でもあり得ることだ。昨日とは違う自分を今日はしてみようと思い、何かするだけで周りも変わることを教えてくれる素晴らしい映画だった。
伊集院光さんの『週末ツタヤに行ってこれ借りよう』で紹介されていて、ビデオ1で借りて見た。
ビルマーレーの哀愁
主人公に何故か与えられた試練とやり直しの機会
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 60
本来の実力以上に自信家なために自分勝手で傲慢なところがある主人公。そんな主人公を苦しめる毎日の繰り返しであるが、実は自分を見つめなおし成長させてくれるというありがたい試練だった。そして自分を変えて幸せを手に入れる。
ちょっと物語としては安直。試練のようでいて、でもこれは極めて大きな機会。何せ何をしても許される。何度泥棒をしようが自殺をしようが次の日の朝六時になれば全て元通り。でも自分の経験と記憶だけは累積されるのだから、良いほうに考えれば時間をとめて自己開発にいつまでも挑めるということ。そして時間が素敵な自分になるまでいつまでも待ってくれる。そして素敵な自分になって恋も手に入れたとき、時間も進んでくれる。そんな主人公にとって有難たすぎる話が唐突に現れるなんてなんと都合が良いんだろう。
嫌味たらしいやつが試行錯誤と挫折を繰り返しながら思いやりのある人間に変わっていく過程は良かった。悪くはないけれど設定が安直に感じたために特別素晴らしい映画というほどでもありませんでした。
それと主人公はいつも朝六時にはベッドの上で目覚める。朝六時まで眠らず待つという選択肢は彼にはなかったのでしょうか。
デ・ジャブ・・・もし、毎日がリセットできたら
何をやっても朝の6:00に又同じシチュエーションに戻る男の物語。もし自分がって考えた場合に主人公と同じ思考(行動)に出るだろうなって共感してしまいました。毎日リセットされるわけだから、悪いことやったったり、楽しいことやったり、死んじゃったり、趣味や技術身につけたり、人助けしたり、良く考えたら、まるで人生の様です。少し前の映画でファッションや音楽、撮影技術はさすがに古いのですがすが、何といってもストーリーが秀逸。非常に面白かった。毎日同じシチュエーションから始まるところが何回も続くと少し画面的に面白くないのだが、そこにもひねりが入っていて、観る方を飽きさせない展開で監督のウイットが感じられます。でもなんでプロデューサーと恋愛成就させると抜け出せたのかは最後まで理解できませんでした。題名からじゃ想像できないし・・・。唯一の疑問点です。
SFラブコメ?
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