訣別の街のレビュー・感想・評価
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邦題の意味は?
警官とマフィアとのこと銃撃戦で、巻き添えになって亡くなった少年まで、演説にしてしまうのは、いかにも政治家っぽいと思います。集票のための新駅や銀行ビルなどと同じレベルでしか扱われていないように思えてならないのです。評論子には。
最後のさいごには殉職警官には手厚い補償がされたようなので「結果オーライ」ではあるのかも知れませんが…。
市長補佐官から市議会議員へと打って出た主人公にしても、所詮は、政治の世界で自分の権力欲を満たすことしか考えていないように思われました。
原題は「City Hall」(市役所…あるいは市役所庁舎)だったようですが、邦題の「訣別」が、何との訣別だったのかは、評論子には、最後まで、ストーリーからは感得できませんでした。
ジョン・キューザックが好演
アル・パチーノ演じる市長はがはまってます。
その右腕のジョン・キューザックが、尊敬する市長のために独自に働くも。
アルはこういうのやらせたら、安心してみてられます。
彼を反目する人々の前でいっぱし演説するシーンは、とくに見ごたえがあります。
アル・パチーノ
マフィアと判事の黒い繋がりを風刺した社会派映画だが、警察側をほとんど描いていないところが気になった。探偵気取りで調査を進めるジョン・キューザックの演技もそこそこいいのだが、現実味が無いように思われる(役作り失敗?)。政治家になることを目指してNYに来てるんだから、そこまでやるか?ってところが引っかかって、夢中になれませんでした。もちろんアル・パチーノは良かったです。
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