激情の断崖

劇場公開日:

解説

リチャード・D・ブラックモア作の英国古典の映画化で、「ヴァレンチノ」のエドワード・スモールが製作したテクニカラー1951年作品。脚色は「サムソンとデリラ」のジェシー・L・ラスキー・ジュニアとリチャード・スカイヤー、潤色はジョージ・ブルース。「荒原の死闘」のフィル・カールソンが監督に当たった。撮影はチャールズ・ヴァン・エンジャー、作曲はジョージ・ダニングの担当。主演は「ジョルスン再び歌う」のバーバラ・ヘイルと「永遠のアンバー」のリチャード・グリーンで、カール・ベントン・リード、ウィリアム・ビショップ、ロン・ランデル(「カルメン(1948)」)、シーン・マックロリー、オンスロー・スティーヴンスらが助演する。

1951年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Lorna Doone
配給:コロムビア日本支社
劇場公開日:1952年6月12日

ストーリー

1674年、英国サマセット州エクスムアは物情騒然としていた。少年ジョン・リッドは、父をドーン家のものに殺され、復讐することを誓った。ジョンは、ドーン家の城主エンサー卿に会おうとして断崖をよじのぼり、気絶してエンサーの孫娘ローナに看護された。そこへローナのいとこカーヴァーが現われ、2人の少年は格闘をはじめ、このときから生涯、対立をつづける仲となった。歳月は流れて、成長したジョン(リチャード・グリーン)は祖国のため戦争に参加して故郷へ帰ってみると、カーヴァー(ウィリアム・ビショップ)が無法を行なっており、それに逆らったジョンは鞭打たれた。そこへ通りかかったのは美しく成長したローナ(バーバラ・ヘイル)だった。ジョンは村人を集め、ドーン家の城を襲って武器の略奪をはじめ、ドーン家の城塞を襲撃する準備を進めた。襲撃の日、ジョンはまず単身城に忍び入り、ローナを連れだそうとするが、彼女はカーヴァーと結婚することになっていた。翌日、ジョンは国王のもとに助力を仰ぎに行き、兵を差し向けることを許可された。ジョンは龍騎兵と共にドーン城に行くと、カーヴァーとローナの結婚式が行なわれようとしていた。ジョンはローナを連れだし、龍騎兵の一隊によってドーン家のものは滅ぼされたが、カーヴァーは逃げ去ってしまった。晴れてジョンとローナの結婚式に、ローナはカーヴァーの兇弾に倒れた。ジョンとカーヴァーは死闘の後、ついにカーヴァーは殺された。ジョンはローナの回復を一途に祈りつづけた。

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