「悲劇が奇跡に」汚れなき悪戯 ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)
悲劇が奇跡に
小さな教会の門の前にある日、赤ちゃんが置き去りにされていた。
12人の修道士が育てていくことになるのだが赤ちゃんが13人目というのはまるでイエス・キリストの最後の晩餐を思い出させられた。
舞台は中世のスペインのある小さな村で牧歌的で見ていて飽きない。
すくすく成長した赤ちゃんマルセリーノが話の中心になっていくが修道士との関係性が面白く描かれている。
本当ならこの子が成人するまでここで暮して欲しいと思っていたに違いないし、あわよくば修道士になって欲しいと思っていたかも知れない。
結局、最後は悲しい結末になってしまうがそれが奇跡として村に語り継がれていく。
何でも願いを聞いてやろうといった神様が死に導くだろうか?
唐突な終わりにむなしさが残ってしまった。
やっぱり13人目が悪かったのかなあ。
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