劇場公開日 1996年10月5日

「仲良くなりたくないけど、どこか憎めない」ケーブルガイ m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0仲良くなりたくないけど、どこか憎めない

2020年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

相当〜昔に観て、全く記憶に無かった作品(笑)。

引越し先の配線工事を頼んだ男(マシュー・ブロデリック)が、ジム・キャリー演じるケーブル・ガイ(ウザい奴)に、一方的に歪んだ友情関係を強いられストーキングされる…。

十二分にジム・キャリーを堪能できる作品。

幼少期に受けた虐待(ネグレクト)によって、対人関係を上手く築くことが出来ないケーブル・ガイ。
色々な人達との付き合いから学ぶはずの 人との関わり方もTVから学び、それ故に一方的で相手の痛みを感じられないとは、なんと痛々しいのだろう。
と言いながらも、最後はマトモなことを言う辺り…本当は人一倍 他人の痛みが解る人間なんだなぁと思った。

救われるのは、マシュー・ブロデリック演じるケーブル・ガイにストーキングされる男が、そんなに嫌がってる風ではなく 朗らかな役柄だったのが良かった。

皮肉めいた双子のプロローグも深かった。

m@yu-chan