「メキシコ・シティの休日」黒い牡牛 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
メキシコ・シティの休日
闘牛というのはどういうものか初めて知った。勇敢な闘牛には恩赦が与えられるとは!牛を尊敬し愛でる文化なんだろう。
前半は大袈裟な劇伴がいちいちついていること、男女、父と息子、職業があまりにステレオタイプで、皆が流暢に英語を話し台詞も大仰でついていけなかった。メキシコ・シティにレオナルドが着いてからも有り得なくて頭の中が❓️。でもだんだんとこれはレオナルドとヒタノの「ローマの休日」なんだと思い至った。
闘牛場の場面で劇伴は消え興奮する観客の歓声と緊張と沈黙が支配する。その中でヒタノに完全に感情移入した。闘牛士の姿は美しいダンスのようだった。そしてヒタノは強く勇気があり何よりも美しかった。
コメントする