「大切な思い出。また見たいとは思わない」グレート・レース うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
大切な思い出。また見たいとは思わない
よくわからない設定のレースを、格好良すぎる典型的な二枚目の主人公と、どこか憎めないドジな悪役の張り合うコミカルな演出で最後まで見せてくれる。まだ若手時代のピーター・フォークが間抜けな子分に扮しているのがおかしい。
テレビの洋画劇場で何回か見たと思うが、広川太一郎さんの吹き替えの名調子と、軽快な音楽。現実離れしたレースの楽しそうな雰囲気と、毎度ひどい目に合う悪役たちの姿に笑わせてくれた。
きっと、子供時代の思い出は、ずいぶん膨らんで楽しさだけが強調されていると思う。そう思うと、機会があっても、また見ようと思えない。
2019.9.8
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