本作は、わりと地味であるが、私は好きである。
二人の間に元からある軋轢。それがスコットと会うことによって徐々に強まっていく。
上に紹介されているストーリーには間違いがある。スチヴンスンは探偵ではなく警部補。ペラルタ医師と会う約束をしていたのはルースではなくテリー。
この辺りは許してもよいが他にもある。他は省略して、最後の「テリイは手にさわったはさみ刀を取ると、エリオットの背を刺そうとしたのである」。テリーは最後はルースに小さなビンを投げつけた後に頭を抱えて狂ってしまう。
普通に映画を見て書いているならば、このような間違いはしないはずである。