「クラシックSFの金字塔」禁断の惑星 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
クラシックSFの金字塔
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ストーリーなどは全く記憶にないのだがロボットだけは覚えていた。ロボットの名は「ルビー」、お願いすると料理でもなんでも作ってくれる、食いしん坊の子供ならすぐにでも欲しいと思ったのだろう、今ならさしずめドラエモンか・・。買ってもらったブリキのルビーはどうしたのだろう、今もっていたらお宝かも。
見直してみて驚いた、CGなど無かったころなのによくできているし逆に画が芸術的で美しい、光線はこの頃でもフィルムのオプティカル処理でできたので頻出している。
冒頭のスーパーで「人類が21世紀には月旅行」とあるが13年後に達成していたとは感慨深い、家事ロボットルビーの頭の中がリレーのようなのは当時のコンピューターのデフォルメか、人類がロケット型ではなく重力制御の空飛ぶ円盤で光速航行するだけでも未来が待ち遠しい、20光年の彼方に地球型惑星が存在、滅亡した先史時代の高度宇宙文明も壮大だ、IQ増幅装置、核融合エネルギー炉、超合金と夢のようなものばかり、「イドの怪物」のイドとはシュレーディンガーの井戸なのか、潜在意識の生んだ怪物とは実にシュールだ、子供に分からなかったわけだ。科学あり哲学ありキュートなヒロインあり、久しぶりにクラシックSFの金字塔を堪能いたしました。
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