「外側に行くのが難しいという話」CUBE Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
外側に行くのが難しいという話
人工的な四角い部屋で、お腹も空かず、目的も不明のまま、六面体の6つのドアのどれかの向こう側に移動し続ける話。
今作は、登場人物たちが移動する目的が不明のままストーリーは進む。進むのが当然であるように、あるいはそれが本能でもあるかのようだ。
大変な思いをしながら移動したのに同じ場所に戻った時、行けるところに進むだけでは意味がないことを悟ったりして面白い。
この世界の製作者から選ばれれば、生き延びるということなのかな。
余談だが、我々の住むこの世界は円であるという説がある(聖書による)。別の説でも国連のマークのように、世界の中心に北があり、南は全て南極に囲まれていて外に出られない(フラットアース説の場合、円という表現がしっくりくる)。
南極条約があり南極大陸の詳細は明かされていない(いつまで経っても地球儀やGoogle Earthは正確な地図ではないと言われている所以でもある)。
一般的に知られている球体の世界(ボールアース説)も同じように結局は外に出られない(宇宙に気軽に行けない、もし行けたとしても宇宙で暮らせるようには身体が造られていない)。
コメントする