「Blood! Your precious blood! 吸血鬼映画の超元祖!」吸血鬼ノスフェラトゥ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Blood! Your precious blood! 吸血鬼映画の超元祖!
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dTVに上がっていたので映画史のお勉強にと思って観賞しました。公開が約100年前の1922年!1922年って日本は大正11年!勿論モノクロでサイレントです。
今観ると全く怖くないのですが、これを当時観た人はメッチャ怖かったのではないでしょうか?きっと映像を観るって事自体がレアな体験でしたでしょうし。ノスフェラトゥさんのあの何者かわからない存在感といい、影だけ写して襲って来てるのを表現する手法といい、色んな事を創意工夫していて、現代まで連綿と繋がるホラー映画を産み出した作品と言えるでしょう。
現代ではヴァンパイアって犬歯が長いのがデフォルトですけど、最初は前歯が長かったんですね。だからノスフェラトゥさんの見た目はネズミ感半端ないです。ネズミいっぱい引き連れてましたし。自分で棺桶背負ってお引っ越ししてる姿もグッドでした。
古い映画ですし、正直何がどうなった?って思ってしまうシーンも多々ありましたが、ここから全てが始まったと思うと、何だか感慨深い物がありますね。本作から100年で映画の表現って物凄い拡がりをみせて現代に至るのですが、映画好きを語るならその原点となる作品としてチェックして損はない作品です。
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