キャンディマン(1992)のレビュー・感想・評価
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【”都市伝説の怪物に魅入られながら、逆に標的になった女学生が殺人容疑を掛けられる。恐怖の中に深い哀しみを湛えたロマンティック・ホラー。】
■鏡に向かい、その名を5回唱えると現れるというキャンディマン。
この都市伝説を研究していたヘレンは、好奇心からふと彼の名を唱えてしまい、以来、謎の背の高い男の幻影に悩まされるようになっていく。
やがてヘレンの周囲で親友バーナデットの猟奇殺人事件が起こり、更に知り合いの子供が攫われる事件が連続して起こる。
◆感想
・数年前、ジョーダン・ピールによる「キャンディ・マン」を鑑賞した。
ジョーダン・ピールならではの、白人に対する想いが籠った映画で非常に面白く鑑賞した。
多分、前作が有るだろうと思いつつ・・。
・今作は白人女性のヘレン(ヴァージニア・マドセン)が主役である。
勿論今作では、キャンディマン(トニー・トッド)も登場する。
ー そして、彼女は二つの殺人事件での容疑者として、勾留される。-
・そんな中、ヘレンの恋人トレバーは新しい恋人を作っていた・・。
<今作は、都市伝説ホラーというジャンルを築き上げた作品であり、ヘレンの知り合いのキャンディマンに捕らわれていた幼子を助けるために献身的行為をする悲劇的結末もショッキングである。
何とも言えない鑑賞後の哀しい気持ちになる映画である。>
低クオリティ&つまらない
久々に観ました、2回目です。
昔レンタルで観たんですが、リメイク観る前に復習です。
やっぱり、つまらない(笑)
50点もない(笑)
皆さん評価たかいですね(笑)
ビックリ(笑)
シリーズが3まで、あるみたいですが、確かに昔は並んでましたね。
いま観ようと思っても、レンタルない、配信ない、で観るの困難…
観ときゃ、よかったな(笑)
(文句を言いつつ観るんかい!)
映画ファンとして、一応(笑)
理屈っぽいリメイクより何倍も楽しい
「キャンディマン」(2021)を観る前に1992年の最初の「キャンディマン」を観ました。
面白い。これ見逃す手はないです。
1992年。監督:バーナード・ローズ。
主演は金髪美女のヴァージニア・マドセン。
都市伝説の論文に取り組んでいる大学院生のヘレンは、
キャンディマンの話を知る。
軽い気持ちで鏡に向かい「キャンディマン」を5回呼んでしまいました。
それが《地獄への招待状》
次々と起こる猟奇殺人事件の犯人にされてしまうヘレン。
ヘレンは完全にキャンディマンの支配下に置かれてしまう。
ヘレン位、酷い目に遭う主人公は滅多に居ない。
「悪魔のいけにえ」級です。
ホラーも昔の方が最近作より、血生臭いし過激ですね。
ホラーのフルコース。
ラストのラストまで、面白いです。
BGMが美しいので余計に残虐度が増すよう!
99分と短いのにドンデン返しも用意されています。
☆2021年の「キャンディ」観ました。
アンソニー・マッコイが主人公でした。
やはり、ね!
あと、キャンデイマンが如何にしてキャンディマンになったか?
この辺もこの映画でも触れてますが、続編では更に詳しく説明されます。
ちょっとアート系でダークでした。
ジョーダン・ピールが製作と脚本に参加してます。
人の心を天秤に架ける都市伝説(キャンディマン)
リブート続編を見たので、オリジナル前作も併せて鑑賞。有難い事にU-NEXTで配信されていたし。
都市伝説の恐怖。
題材は同じでも、アプローチは全く違うと感じた。
2021年版は殺人鬼×スプラッター・ホラーを現代に蘇らせつつ、より人種差別や社会問題(と“アート映画”)などのテーマを強調。
こちらもキャンディマン誕生秘話にはそれらがありつつ、あくまでバックボーンに留め、より低予算ホラーとしての趣向、醍醐味。
アーティストのインスピレーションとしてキャンディマンを調べていくという変わり切り口だったのに対し、ヒロインである大学院生ヘレンが卒論のテーマとしてキャンディマンを調べていく本作の方がシンプル。
インパクトやパンチ力は2021年版の方が勝っていたが、都市伝説の恐怖、不気味さなどはやはりオリジナルの方が上手。
人それぞれ好み分かれるだろうが、リブート版も悪くなかったが、ストレートにホラー映画として面白味あったのはこちらであった。
話もなかなか作り込まれ、捻られている。
都市伝説調査。それに纏わる歴史、悲劇…。この手のホラーの十八番で、興味そそる。
調べていけば調べていくほど、奇怪な場面、出来事に直面する。
遂に姿を現した“伝説”。それは現実か、妄想か。悪夢迷宮に迷い込んだようなその狭間。
正気を失っていくヘレン。赤子誘拐や殺人の濡れ衣まで。
誰も信じてくれない。こういう主人公が周囲からキチ○イ扱いされる設定は個人的にヘヴィで少々苦手意識があるのだが、ヒロインの憔悴、孤立、悲しみ苦しみ、追い詰められ感は充分。
キャンディマンがヘレンを狙う理由。単に足を踏み入れ過ぎてしまったから…ではない。キャンディマンの過去…。
ラストは衝撃的であり後味悪く。“キャンディマン伝説”を継承。
2021年版で忌まわしき伝説化されていた本作の“ヘレン事件”。その真相…。
本作を先に見てれば2021年版のリンクネタを楽しめただろうが、逆でも面白味あった。
キャンディマン伝説や社会派テーマなどのオマージュ、ヘレン事件、アン=マリーとアンソニー…。元ネタ発見の面白さ。
また、ヘレンが写真を撮った際のサブリミナル効果も恐怖感倍増。一瞬、私の視覚がおかしくなったかとさえ錯覚した。
2021年版は新進気鋭の才が集ったが、こちらだって。
原案はホラーの大家、クライヴ・バーカー。
監督は文芸映画も手掛けるバーナード・ローズ。(『サムライマラソン』はビミョーだったけど…)
音楽はフィリップ・グラス。哀切漂う旋律が印象的。
ヘレン役のヴァージニア・マドセンが魅力的。ホラーに美人ヒロインは付き物のまさにドストレート! 熱演も見せる。
しかし、やはり何と言っても圧倒的存在感示すは、キャンディマン役のトニー・トッド。
当時画期的だった黒人のホラー・キャラ。黒人を悪役キャラに当てるのに批判の声も上がったという。
何事も“初めて”には批判的な声が上がる。それが今はどうだろう。
正直言うと、『キャンディマン』をしかと認識したのはこの2作一気見が初めて。うっすらと名前は聞いていたが。
それでもインパクトはしっかり私の脳に植え付けられた。ブギーマン、レザーフェイス、フレディ、ジェイソン、チャッキー…彼らと共に、ホラー映画の名キャラと言えよう。
その立役者であるトッド。単なるキワモノ的なキャラに陥らず、知的でスマートなのは、トッド本人の佇まいからだろう。
意外性を付いたキャラ設定だが、他のホラー・キャラとは一味違う魅力。だって他の皆さん、知性より“殺せ!殺せ!殺せ!”の力押しなんだもん。
キャンディマンを信じる低所得の住人たち。“信じる側”は時に失笑され、ヘンな目で見られ、バカにされる。
が、恐怖であろうと伝説であろうとそれを教訓とし、ある意味我が身を守り守られ、理性を失ったりしない。
キャンディマンを信じない中流~上流層の者たち。“信じない側”は時に自分の意見/考えこそ正しいと固執し、視野も狭い。
それが覆った時…。見るも無様で、哀しい取り乱し。
正気を失っていくヘレンの姿は、独断的な者たちの姿、末路と言えよう。
信じるか、信じないか。
キャンディマンは、人の心の闇を天秤に架けた具現なのかもしれない…。
信じる心
原作未読。新作公開前に予習として観賞したが、2021年版をより楽しめたので正解だった。
信者の数や信心の強さが神様の力になるとか、恐れや憎しみの強さが悪役や悪魔の力になる、なんていう設定はよく見るが。都市伝説ホラーという感じだったのが、されに別要素も絡んできて。そうきましたか。これもバーカーの原作にある要素なのか気になるところ。
女優のビーチクが見れたから星5!😍
しかし思ったのは女優さんのヴァージニア・マドセンはジリアン・アンダーソンとジュリアン・ムーアに激似だなーと。勘違いしてしまった。
映画の内容は普通に怖いですが亡霊が人間という白ける部分も。邂逅までがピーク。
都市伝説キャンディマン
アパート調査。スラム街のような荒れ果てたアパート。ヘレンの家と同じように洗面所が隣の家と繋がっている。もしやこれがキャンディマン登場の秘密なのかと単純に怖がってみたけど、全く違う。キャンディマンを否定することによって彼に憑依されるかのごとく、殺人を犯してしまうのだ。
こうしたサイコ・ホラーはアメリカ映画がお得意。どこまで自分がやった殺人なのかさっぱりわからないヘレン。捕まる前には、黒人男がキャンディマンを名乗り、襲われたばかりだったのだ。壁面にはキング・クリムゾンのアルバムジャケットのような絵。それがサブリミナル効果で恐怖を煽る。時折登場するキャンディマンがリアリティを無くしているものの、全てがヘレンの妄想だと思えばどうってことない。
キャンディマン伝説が終焉を迎え、新たなヘレン伝説を生むなどという設定には驚かされた。
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