劇場公開日 1963年10月26日

奇跡の人(1962)のレビュー・感想・評価

全21件中、1~20件目を表示

4.0教育、躾とは

2025年11月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

難しい

こうあるべきだと思う。

ガラスの仮面で読んでたけど、激しい演技がとてもすばらしい。
ただ最後のwaterからpapaへ繋がりは、尺の関係もあるかと思うがいつも早すぎと思う。
美内すずえ先生の、月影先生の、解釈もそんな感じやったが、子どもを持った今でも理解できん。

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four7777

4.0【”The Miracle Workerはあの子は光を待っていると言った。”今作は光と聴覚を失った少女ヘレンに、自らも視覚障碍者であるサリヴァン先生が愛と厳しい躾により起きた奇跡を描いた作品である。】

2025年10月30日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

<Caution!内容に触れています。>

ー 幼い頃、いわゆる偉人伝でヘレン・ケラーの生涯を綴った子供向けの本を読んだ事がある。勿論、その本の主人公はヘレン・ケラーで、アニー・サリヴァン先生は彼女を支える優しい教師として描かれていたと思う。

  だが、今作の主人公は、ヘレン・ケラー(パティ・デューク)ではなく、自身も盲目を克服した女教師アニー・サリヴァン先生(アン・バンクロフト)である。
  そこが、画期的な着眼点であるし、彼女がヘレン・ケラーに対し、常に優しい訳ではなく、出会った時には取っ組み合いをし、引っ叩かれたら引っ叩き返す姿にビックリする。
  だが、アニー・サリヴァン先生は自らが盲目になった時に覚えた手文字で、ヘレン・ケラーにそれを触らせ、実際にそのもの(最初は人形である。)を触らせて、言葉を教えていく姿は印象的である。

  更には高圧的な父、ケラー大尉(ヴィクター・ジョリイ)には一歩も引かず、優しい母ケイティ(インガー・スヴェンソン)に対しても、”貴方達の愛と甘やかしが原因。”と言いきるのである。

  夫婦から2週間だけ、離れで暮らす許可を得たアニー・サリヴァン先生は、自らが弟ジミーと暮らした孤児院の生活を朧げな視野の中で視た記憶を時折思い出しながら、根気よく、辛抱強くヘレン・ケラーに文字を教えて行くのである。

<そして、2週間が過ぎ、ヘレンは両親の下に戻る。並べられた御馳走を前に、再び行儀の悪い行いをするヘレン。それに対しアニー・サリヴァン先生は厳しく躾をする。ケラー大尉が先生を叱責すると、それまで静観していた兄ジェームズが初めて父に”貴方はいつも一番自分が偉いと思っているんですか!”と問い、その間にアニー・サリヴァン先生は庭にヘレンを連れ出し、ポンプで汲んだ水を触らせると、ヘレンはサリヴァン先生の手に”water"と書くのである。
 それを観たヘレンの両親は彼女を強く抱きしめ、ヘレンも二人に抱き着くのである。
 今作は光と聴覚を失った少女ヘレンに、自らも視覚障碍者であるサリヴァン先生が愛と厳しい躾により起きた奇跡を描いた作品なのである。>

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NOBU

5.0昔の吹き替えTV放映版での己の理解の至らなさに気付かされ…

2025年6月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

かつての吹き替えのTV放映版の鑑賞で
何が印象に残っているかと言えば、
ラストの井戸のシーンでの
“water”を“水”とする吹き替えでは
ヘレン・ケラーの口の動きとが
余りにも違い過ぎるところ、
“お水”として違和感を無くするという、
吹き替えスタッフの機転に感心したこと
だった。

そんな影響もあって今回の放映は、
“water”をどう字幕スーパー化するのかとの
つまらないことにこだわっての再鑑賞に。

しかし、そんな思いなどは吹き飛ぶような、
しつけのシーンを中心とする
凄絶な二人の葛藤の世界に
引き込まれ圧倒された。
多分に、昔観た吹き替え版は短縮版だった
ように感じさせられるばかりであると共に、
幾つかのミスリードもあってか、
当時の己の理解レベルの低さを
思い知らされるばかりの再鑑賞ともなった。

その一つが、原題が“The Miracle Worker”とは
私は認識していなく、
冒頭のタイトルバックに驚かされた。
えっ、Worker?
聞き及んでいたヘレン・ケラーの人生から、
私は、“奇跡の人=ヘレン・ケラー”のことと
思っていたので、今回の鑑賞で原題を見て
ビックリしてしまうとのお粗末さ。

また、問題の井戸での“水”のシーン。
今回の字幕スーパー版では
何の表記もされなかった。
それはそうだろう、
そもそもが“water”と発音出来ていない
のだから。
かつてのTV放映版では、
劇的性を強調したいがためか、
あえて“お水”と吹き替えして、
あたかも、その瞬間にヘレン・ケラーの
全ての目覚めがあったかのように、
私は錯覚させられていた。

サリヴァン先生の指文字は、
“物を区別する単なる記号”ではなく、
“物には名前があるという
         重要なメッセージ”で、
それに向かっての進展が
決して劇的ではなく、
今回の字幕スーパー版での再鑑賞では、
二人の葛藤の末に培われた
サリヴァンとヘレンの信頼関係こそが、
ラストの奇跡のシーンを生む土壌であった
ことを知ることが出来た。
そんな演出の上手さにも気付いていなかった
以前の鑑賞であったことを
痛感させられると共に、
その後のヘレン・ケラーの
並外れた努力があって偉人のレベルに達した
彼女の人生への理解にも今回は繋がった。

そして、この作品は、
そんなヘレン・ケラーを高みに導いた
正に、“Miracle Worker”サリヴァンの物語
であることが腑に落ちると同時に、
この作品がいかに名作であったかを
認識出来る、
私にとっての貴重な映画の時間となった。

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KENZO一級建築士事務所

4.5凄みのある演技に圧倒された

2025年6月14日
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こころ

4.0The Miracle Worker

2025年6月11日
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泣ける

驚く

 幼いときの病気のため、目も耳も聞こえなく喋ることもできないヘレン・ケラー。そんな彼女のもとに、盲学校卒業のサリバン先生が家庭教師としてやってくる。何もしつけされてないヘレンに対し、サリバン先生は強気と根気で接していく。
 まるで野生児のようなヘレンと、かなり強情なサリバン先生。こんなに強気な指導だったとは思いませんでした。その強さは、彼女の生い立ちからくるもの。原題は、The Miracle Worker、奇跡の人とはサリバン先生だったんですね。waterと喋れそうになったときに病気となり、その記憶が蘇ったときに感動しました。世界的に活躍していくヘレン・ケラーのその後も観てみたいです。

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sironabe

5.0ものすごく感動しました。

2025年6月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

ものすごく感動しました。
本人のことを思えば心を鬼にしてでも伝えなければならないことがある。でもそこに深い愛があればきっと伝わるよね。
サリバン教師を演じたバンクロフトはアカデミー主演女優賞、ヘレン・ケラーを演じた子役のパティデュークは助演女優賞は大納得です。

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光陽

5.0愛情では導けない躾

2025年6月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母親はパティデューク扮するヘレンケラーが赤子の時に目も耳も機能していない事に気づいたがかろうじてそのまま育っていったが躾が出来ずに両親は困り果てていた。アンバンクロフト扮する劣悪な環境で育ったアンサリバンが盲学校から初仕事で教師として派遣された。

まずは人形のタッチからアルファベットの勉強が始まったね。身障者用のアルファベットがあるんだね。ヘレンケラーが乱暴だからこりゃあ体力勝負だな。他に行くところもやることもない先生だから根性据えて出来た様だね。まるで戦場、凄い戦いだ。ヘレンケラーとアンサリバンの話は知識として知ってはいたが、映像で観るとリアルさが伝わるな。親とも戦わねばならないからさ。愛情では導けない様だ。施設育ちの先生だから出来た事なんだね。ふたりの演技力には脱帽だ。

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重

5.0「She knows!」

2025年6月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

観ているだけで体力をごっそり持っていかれた。これだけストレートな表現やぶつかり合いから疎遠になっているからかもしれない。

勿論、ぶつかり合うと言っても敬意を失ったり理性を感情が押しつぶす様なことはない。この辺りはとてもアメリカ的な良さだと思う。皆それぞれにヘレンの事を思っている。その思い方の違いが見所だと思うのだが、そこに込められた膨大なエネルギーが見る側にのしかかってくる。その為、見る側には相応の体力が必要となるのだろう。でも、愛というものは本来のその位の質量を伴ったものなのかもしれない。

それにしても、ヘレン役のパティ・デュークの怖いくらいの凄味は圧巻。それを受けて立つサリバン先生役のアン・バンクロフトも凄い。

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komasa

5.0虐待と教育の違い

2024年1月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

超有名な、映画自体が奇跡の様な作品。
私などは漫画「ガラスの仮面」で散々読んだ内容なので
解ってはいたのだけど、これをよく、生の舞台で
上演したよなあと考えると衝撃的でさえある。
大の大人が、10歳に満たない少女を毎日の様に平手打ちしたり、
食べ物を取り上げて躾て行くのだもの。
倫理規定の厳しい現代では舞台化自体が出来なかったかもしれない。
そう言う意味では現代の仕組みが良いのか悪いのか…?

ただ、話としては、とても理解できる。
私も保健所から元放浪犬を引き取った時
すでにそこらに落ちてる物を食べる癖が付いていて、
世間では毒物をワザと巻く様な卑劣な犯罪もあったので
拾い喰いを止めさせるのに、口から力ずくで、
食べ物を取り上げたり、取っ組み合いを繰り返す日々だった。
サリバン先生の様に、何度手を噛まれ、
何度、道行く人に虐待と疑われた事か…。

人を犬扱いしてはいけないけど…。

そう、言葉を持たないヘレンは獣と同じ。
獣を人にするのは、コミュニケーションしか無いのだね。
コミュニケーションのために言葉を教える。

虐待と教育とは見た目は同じかも知れないけど
本当の教育の中には愛しか無いのよね!

サリバン先生の熱い教育熱と愛があればこそ!

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星のナターシャnova

4.0躾とは、甘やかすとは、、、子育て世代に観て欲しい

2023年3月18日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

伝記の定番「ヘレン・ケラー」の実話を元に作られた映画ということで、本は好きだったけど読書をあまりしなかったのですが、新聞の「今日の言葉」というコラムを読んで観てみました。

サリバン先生がヘレン・ケラー(1880~1968)をどのようにしつけたのか、どういう苦労と葛藤があったのか、映画を通して感じることができた。
「見ることも聞くこともできないから、かわいそうだから自由にさせる」それが本当に本人のためになるのか。

子育てにおいて、親が先回りしてお膳立てすることが本人のためなのか。苦労をさせずに育てるのが本人のためなのか。
また、現代社会にもたくさんの障害を持った方がいるが、ただかわいそうというだけでなく、本人主体でためになることをしてあげなければと思った。

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かずじー

4.0名戯曲の映画化でアメリカ映画を代表する感動作

2020年4月17日
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鑑賞方法:TV地上波

映画を観て涙が止まらなかった作品のひとつ。偉人ヘレン・ケラーが生まれて初めて一つの言葉を知る、たったこれだけの物語なのに、人間の持って生まれた可能性には限界がないことを教えられて感動してしまう。アメリカ映画の強みには、ヨーロッパ文化から受け継いだ演劇の伝統に根差した作品と人の厚みがあります。それはサイレントからトーキーに変革した時、ハリウッドがブロードウェイから多くの人材を採用したことが始まりです。ウィリアム・ギブスンが自作の戯曲を脚色しアーサー・ペンが演出した本作は、舞台の映画化ではアメリカ映画を代表する名作になりました。舞台に続いて映画出演したアン・バンクロフトとパティ・デュークの名演は永遠に語り継がれるでしょう。

登場人物で見逃せないのが、ヘレンの兄の存在です。両親の庇護と対決するサリバンの苦闘をひとり客観的に見守る役割です。どちらにも付かない彼の立場で見直して観ると、より主題を理解でき、またそこに神の視点にも思える深さがあります。

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Gustav

5.0演技力に号泣!

2019年7月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「奇跡の人」とは、この映画を観るまではヘレン・ケラーのことだと思っていた・・・(恥)。原題を気にもかけていなかったことが原因だ。とにかく演技力!特にバンクロフト演ずるサリバン先生の過去の回想シーンが好きだ。パティ・デュークに関しては、咄嗟のことで目をつぶったりするアラが発見できるものの、いい演技だと思う。

 登場人物の中で、意外と好感が持てる腹違いの兄ジェームズ。ラストでの彼の言葉が後押しして井戸へ向かうんだから、存在感あるはずなんだけど・・

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kossy

5.0感動と言う他ない

2018年9月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

原題はミラクルワーカー
つまりサリバン先生のことを指す
物語は誰もが知る内容だが本作は物凄い密度で単なる筋書きを追うような次元を遥かに超えて心を打つ映像で目を釘付けにして迫ってくる

サリバン先生の生い立ちをフラッシュバックで挿入しながら、なぜそこまでの情熱と愛情をもって厳しく教育できたのかを手際よく説明する構成がみごと
神がかった演技を超えた壮絶なまでのヘレンとのやり取り
それがラストシーンのカタルシスともいえる感動を呼ぶ
生き埋めになった少女はみんなが必死で救いだそうとするはずとのフレーズは心を打つ
障害だけだはない
心を閉ざした人、頑迷な人をそこから救い出すこともおなじことだ
逃げずに向き合って、愛情を持って戦わなくてはならなないのだ

ヘレンの両親は南北戦争の将軍の近縁の気位の高い様子を簡潔に良い演技で表現してラストシーンの感動をさらに盛り上げた

舞台はアラバマ州タスカンビアという小さな町
そこはなんとソウルミュージックの聖地マッスルショールズの直ぐとなり、僅か5キロほどしか離れていないのだ

ヘレン・ケラーはその後この町を離れ1968年に亡くなっているが、その翌年1969年彼女の生地の隣マッスルショールズにフェイムスタジオが生まれ数々のソウルミュージックの名曲がここで作られることになる
何もないこんな僻地でだ
何かの巡り合わせとしか考えられないことだ
これもまた奇跡と言う他ない

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あき240

5.0虐待と教育の違い!

2017年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

超有名な、映画自体が奇跡の様な作品。
私などは漫画「ガラスの仮面」で散々読んだ内容なので
解ってはいたのだけど、これをよく、生の舞台で
上演したよなあと考えると衝撃的でさえある。
大の大人が、10歳に満たない少女を毎日の様に平手打ちしたり、
食べ物を取り上げて躾て行くのだもの。
倫理規定の厳しい現代では舞台化自体が出来なかったかもしれない。
そう言う意味では現代の仕組みが良いのか悪いのか…?

ただ、話としては、とても理解できる。
私も保健所から元放浪犬を引き取った時
すでにそこらに落ちてる物を食べる癖が付いていて、
世間では毒物をワザと巻く様な卑劣な犯罪もあったので
拾い喰いを止めさせるのに、口から力ずくで、
食べ物を取り上げたり、取っ組み合いを繰り返す日々だった。
サリバン先生の様に、何度手を噛まれ、
何度、道行く人に虐待と疑われた事か…。
そう、言葉を持たないヘレンは獣と同じ。
獣を人にするのは、コミュニケーションしか無いのだね。
コミュニケーションのために言葉を教える。

今の基準だとこれは虐待と言われるレベルの内容かも知れない。
でも、虐待と教育とは見た目は同じかも知れないけど
本当の教育の中には愛しか無いのだ!

サリバン先生の熱い教育熱と愛があればこそ、
ヘレン・ケラーは偉人になれたのだ。

全ての先生と母親に観て欲しい。

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星のナターシャ

4.0目も見えない、耳も聞こえない子供に教育を施すなんて、途方もなく難し...

2017年2月15日
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目も見えない、耳も聞こえない子供に教育を施すなんて、途方もなく難しい事でしょう。
仕事とはいえ、この難題をやり遂げたサリバン先生こそ奇跡の人。
時代を感じさせる映画ですが、は観てもらいたいです。

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やまぼうし

4.0奇跡。

2017年1月30日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

先生もヘレンケラーも奇跡の人。
三重苦をのり越える信念と愛情と誠意と。
親の愛と先生の愛は別物だけど共に理解できる。
とにかく2人の熱演に拍手。演じがいがあったんだろーなー。

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peanuts

4.5人間として生きる事を教えた

2016年3月7日
iPhoneアプリから投稿

ヘレンと出会ってすぐに体で教え込むことが必要だと分かったサリマン先生は凄い。スプーンで食べる事を教えるシーンは、演技を超えた何かがあった。感動した。人間としてヘレンとぶつかってる。今までの扱いは動物と同じレベルだったと気づいた。

ラストでは号泣。見るべき映画だ。
子役も素晴らしい。

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JYARI

3.5奇跡の人を育てた人

2015年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい

総合65点 ( ストーリー:75点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )

 偉人ヘレン・ケラーを誕生させた最大の功労者は、本人以上にサリバンだと言われている。本作品はそのサリバンに焦点を当てて描く。ヘレンはサリバンが取り組んだ相手役といった扱い。

 最初は昔の作品らしい堅苦しい言い回しや大仰な両親役の演技に良い印象が持てなかった。1962年の作品だが、その制作年以上に古い作品のようにも思えた。しかしヘレンとサリバンが中心になって、その2人の戦いが始まると徐々に面白くなってきた。
 ここまでサリバンのことを描くならば、彼女の幼少期からの施設での生活や背景についてもさらに物語の中に取り込んでいけばより良くなったのではないか。そうすればサリバンの情熱や使命感がさらに理解できたはずだ。またヘレンがそれまでどのように甘やかされていたのかといった、ヘレンとその家族側の事情も薄い。でも一番気になったのは、やはりこの時代を感じさせるいかにも演技しています感の強い演出だ。

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Cape God

4.5奇跡の映画

2015年9月23日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

知的

幸せ

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映爺

4.0人間とその他哺乳類の違い

2015年4月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

へレン・ケラーの幼少期を描いた映画。

伝記も読んで知っているはずの話なのに、
一歩踏み込んだ内容で飽きさせない。
展開もおもしろくて、続きが(ないけど)気になる作品。

登場人物はみんなヘレンのことを気にかけているが、
それぞれの価値観が違うので対応もまちまち。
優しさとは何かを考えさせられる。

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もりり
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