機械じかけのピアノのための未完成の戯曲のレビュー・感想・評価
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ロシアの貴族たちの舞台劇のような映画。
2014年2月8日ソチ・オリンピックの開会式を見ていたら、ロシアの著名人が五輪旗を持って入場してきました。その中の一人に、ニキータ・ミハルコフ監督の姿がありました。結構背が高くて、ひげはトレードマークなのか、風格がありました。
その数々の国際映画祭で受賞するなど、ロシア映画界を代表する監督の1人であるニキータ・ミハルコフ監督特集を広島市映像文化ライブラリーで開催中です。今回の特集では、白軍と赤軍の闘いを描いたアクション映画「光と影のバラード」、チェーホフの戯曲などを原作にした「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」など、1970年代に制作された4作品が上映されます。
2014/02/09、日曜日の上映会に行きました。
舞台劇のようでした。ある裕福な家の中で久しぶりで会う人や家族などが集まり、お酒やゲーム、食事。そして近くの森や池ぐらいしかでないのです。ハチャメチャな宴会と後半からのシリアスな罵り合い。激しかった。
映像文化ライブラリーの解説によると、チェーホフの戯曲「プラトーノフ」他、数編の短編小説をモチーフに映画化した、ミハルコフ監督初の文芸作品。19世紀末期のロシアを舞台に、退廃した空気の中の貴族の田園生活をユーモラスに描く。
とあり、文芸作品といわれるように、セリフや感情表現に趣を置いている。
20140209@広島市映像文化ライブラリー
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