劇場公開日 1951年11月2日

「幸福の黄色いリボン‼️」黄色いリボン 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0幸福の黄色いリボン‼️

2024年10月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

妻や息子の墓がある砦で、長い軍人生活の最後の日を迎えようとするブリトルス大尉。最後の任務である偵察作戦のついでに、司令官の命令で妻と娘を駅馬車の宿駅まで送り届けることになる。おかげで任務は失敗し、アパッチの襲撃を受ける。若いコーヒル中尉に後を託し、ブリトルスは砦へ帰るが、退役までのあと数時間を惜しんで中尉たちの救出へ向かう・・・‼️ほとんど射ち合いも殴り合いもなく、退役直前の騎兵隊大尉が、女性を駅馬車の駅まで送る任務につく、というだけでストーリーらしいストーリーもない‼️ちょっと西部劇として物足りない⁉️いや、全然そんなことありません‼️この作品が描いてるのは、アメリカ開拓時代の西部そのもの‼️雄大なモニュメント・バレーの大自然、美しい赤い夕陽の中を行進していく騎兵隊、大地を埋め尽くすバッファロー、襲いくるインディアンたち、黄色いリボンを風になびかせる美しい女性‼️そこに名曲「黄色いリボン」の軽快なマーチがかぶさり、醸し出される詩情性がハンパありません‼️そしてジョン・ウェインの名演技‼️撮影当時42歳だったジョン・ウェインが魅せてくれる、いぶし銀の魅力‼️老境に入った西部男の心情がホントに胸に沁みます‼️夕焼けの中で退役間近いブリトルス大尉が亡き妻の墓にしみじみと話しかけるシーン‼️ブリトルス大尉が部下に別れを告げるシーン‼️ブリトルス大尉が軍曹が酒を飲み過ぎないように、営倉に閉じ込めてしまうシーン‼️フォード監督お得意のメロドラマ的演出が、ジョン・ウェインの演技によって結実した名場面がいっぱいです‼️タイトルの「黄色いリボン」‼️黄色いリボンは誰かを愛してるしるしらしいです‼️なんか素敵だなぁ‼️

活動写真愛好家