劇場公開日 1977年12月17日

「少しコミカルなアクション映画」ガントレット はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0少しコミカルなアクション映画

2021年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

一応ダーティハリーと変わらない一匹狼系のノリではある。

仲間のセリフ「事務より現場がいい」
その方が気楽ですからね。家族のため、そして出世できるかなと頑張るが、コネ天下り発言顔色…気にしながらストレス溜めて、真面目にやりゃ利用されたりして、腹黒い奴は消えろ!(愚痴)

[護送中の一休み]
女「さっきは助けてくれてありがとう。二人で楽しく過ごしましょ、幸せにしてあげる」
イーストウッド「幸せどころか惨めな気分になってきた」
→この切り返し!もうダーティハリーのセリフですよ!番外編のつもりで観ることにしました(苦笑)

2人は被害に遭い、パトロール中の警官が代わりに運転する流れになるんだけど、売春婦との価値観バトルトークは現実味があってバカにならないと思う。嫌味合戦とでも言えばいいか...結構タメになること言ってたな。他にも山道周辺での「バイク×ヘリ」の攻防は景色も素晴らしい!そして非情なまでの乱射シーンは迫力ありました。ただ、死んだか確かめずに去っていくのは「違うだろ!」と突っ込み入れたくなったけど、理解しやすく楽しめた。

 でも…残念なことに後半がつまらなかった。3度目の乱射シーンは一番派手ではあるが「またか」と思ってしまったし、コミッショナーが撃たれるまで、あれだけ人がいて誰も動かないのは無理がある。「何かおかしくないか?撃っていいのか」と疑問を持つ人が少なすぎたかな。

人を利用してまで出世や権力を得る気はない。いや、あってはいけない。畜生はぐれ者...俺達は似た者同士なのさ。それでいいだろ、放っておいてくれ。

そんな印象で去っていくのであった…

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はむちん