「次は原作を読もう」華麗なるギャツビー(1974) deergloveさんの映画レビュー(感想・評価)
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ディカプリオの最新作を先に観て、あらためてレッドフォード主演作と比べてみた。
まず、両作品の類似点の多さに驚く。特にオープニングのシーンなどバズ・ラーマンがあえてジャック・クレイトンに忠実に作ったのかと思えるほど。とはいえ、ジェイがニックに自らの半生を語るところは最新作のほうが丁寧で、逆にラストシーンで登場するはずの父親が出てこないところは大きく食い違う。またデイジーの夫で大金持ちのブキャナンが修理工ウィルソンに女房殺しの「犯人」をそそのかすやり方も多少の違いが見られる。
個人的にはディカプリオのジェイ、ミア・ファーローのデイジーのほうがが印象に残るという困った結果になった。ニックも見た目はサム・ウォーターストーンなんだけど、語り部としての役割はトビー・マグワイアのほうが大きく、うーん悩ましい。
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