「古典は昔から得意ではなかった。」カリガリ博士 林檎さんの映画レビュー(感想・評価)
古典は昔から得意ではなかった。
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高校の頃の古典、苦手でした。何が面白いのか、当時の感覚を持ち合わせていない私にはなかなか辛いものがある。
制作1919年、公開1920年の作品。当時としては革新的だったのだろうが、、、眠くなってしまった。サイレント映画なのでひっきりなしに音楽が流れていて、場面と物凄くマッチしているかと言われると微妙に合っていない感じ方もした。
(いろいろ調べて後で知ったのだが背景で流れる音楽は後付けだそうな。納得)
殺人が起こる場面でも緊迫感が感じられず眠くなる結果に。
ただ、ここまで言っておいてなんだが、歪んだセットなどの見せ方や芸術的な要素などは面白いと思う。この作品があったからこその今のそのような表現にも繋がっている、と歴史を振り返って、起源はこれだったんだよ、と授業を受ける感覚、そんな事も感じられた。
映画を見て楽しむ、というよりは、美術館に行き、過去の時代の作品を見て楽しむ感覚に近いのかもしれない。
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