「優生保護法」ガタカ あらP★さんの映画レビュー(感想・評価)
優生保護法
優生保護法とバースコントロール技術が行き着く先の社会を暗示する内容。この世界がいずれこうなることはないとは言い切れないのが怖い。もっとも、遺伝子操作が当たり前になって、このような差別社会になることがわかっていたら、自然な出生を選ばなくなるのではないだろうか。
主人公のチートの方法や見逃してもらったりなどご都合主義的な点が気になるけど、だいたいいつ心臓の病気で死ぬのか、その点は誤魔化せないので、彼の人生が心配。宇宙に行く夢が叶えば幸せなのか。地球を離れたいと努力した結果、かけがえのない友人と恋人ができて、離れがたくなるのは何とも皮肉である。
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