風と共に去りぬのレビュー・感想・評価
全55件中、1~20件目を表示
対極にいる2人の女性
スカーレットとメラニー。
この2人の相反する性格と生き方が見たくて
再視聴。コインの表と裏のような2人。
表主人公がスカーレットで
裏主人公がメラニー。
個人的に、ベルに優しいメラニー好き。
そしてベルには幸せになってほしい。
南北戦争を学ぼうと考えるならこの映画はおすすめ。
(しかし人種差別シーンが沢山あるので
気分を害するかもしれません。)
戦争がスカーレットを逞しくする
風と共に去りぬ
誰もが耳にしたこのある題名けれども、今までに見たことがなく、私は初めてこの作品を観ました。
80年以上前の作品と思うと、なんかすごいものがあります。
4時間弱もあり、何とも美しいスカーレット・オハラの激動の半生を描いている。
スカーレットは裕福な家庭に生まれ、その美貌さゆえに、周りの男たちがほっとかず、わがまま放題に過ごしたが、南北戦争が始まると、そんな生活はままならなくなり、アシュレーの妻、メラニーや召使いたちを守るために奮闘する。
そして、生活の為の結婚を繰り返し、本当の愛を知らぬまま、いつしか強くたくましい女性になっていく。
アシュレーに思いを寄せていたが、レットとの結婚生活を送るうちに、レットを愛している事に気づくが、それはもう2人がすれ違って関係が修復不可能になってからだった。やっと幸せを掴むかと思われたのに。
メラニー役のオリビア・デ・ハビランドさんはほんの少し前までご存命でいらしたのですね。104歳で亡くなられたそうですが、それもすごいことですよね。
とにかく80年以上前の作品が、このように残っていることが素晴らしいです。そして劇中に出てくる女性達のドレスがゴージャスで美しかったです。
歳と共に感動ポイントが変わる映画!
午前10時の映画祭で多分四度目くらいの鑑賞です。
私がこの映画を初めてちゃんと観たのは二十歳過ぎで
テレビの編集版でその時はスカーレットを「最悪の女」と思ったけど
三十代半ばでちゃんと観た時は
「生きて行くにはスカーレットみたいに強くなければ!」と思い、
今回の「午前10時の映画祭ファイナル」で50代で観た印象は
「人生、諦めてはいけない!!」
と言う様な境地にたどり着きました。
映画だけでなく、小説やアニメでも、
若造の時は汲み取れなかった様々なことが
自分の年齢や経験によって共感できる様になる。
名作と言われるものにはやはりそう言った
普遍的なパワーがありますね。
ただ時代の風によって、この映画さえも
批判の対象になりつつあります。
だから、若者も往年の映画ファンも
チャンスがあれば映画館で観ておいて欲しい。
5年後、10年後、この映画が映画館で観られる保証は
もう、無いのだから〜〜
序盤は愛だの恋だのと安っぽい展開。 スカーレットのあまりの性格の悪...
序盤は愛だの恋だのと安っぽい展開。
スカーレットのあまりの性格の悪さにうんざりさせられるが、そこは我慢して視聴を続ける。
中盤以降は戦争の悲惨さが描かれてきて物語が壮大になっていく。
常に余裕を見せていたレット・バトラーがスカーレットに夢中になり、最後には別れる決意をするのが私の中では最大のポイント。
全世界歴代興行収入ナンバーワン作品‼️
全世界興行収入ナンバーワン作品は「アバター」ではありません‼️「アベンジャーズ」でもありません‼️「スター・ウォーズ」でもありません‼️「E.T.」でもありません‼️「タイタニック」でもありません‼️この「風と共に去りぬ」なんです‼️何か「エンドゲーム」が「アバター」を抜いたとか、リバイバル上映して「アバター」が抜き返したとか、そういうことが昨今話題になっていますが、インフレを考えた場合、いずれの作品も「風と共に去りぬ」の足元にも及ばないのです‼️映画もCD販売と同じように、観客動員数でランキングをつけたらいいのにと思います‼️そしたらこの「風と共に去りぬ」を抜ける作品は永遠に現れないでしょう‼️
作品に関しては今更私がいろいろ言う事はありません‼️
◎南北戦争を壮大なスケールで描き切ったメロドラマとしての魅力‼️
◎リプリーもサラ・コナーも勝てない強くたくましく生きる女スカーレット・オハラ‼️演じるヴィヴィアン・リーの凄まじい美しさ
◎レッド・バトラーの伊達男ぶり‼️「或る夜の出来事」のピーター・ヴォーンとどっちが当たり役かな❓
◎聖女のようなメラニー‼️つい最近までご存命だったオリヴィア・デ・ハヴィランド
◎ちょっと優柔不断なアシュレー‼️
◎名曲すぎる「タラのテーマ」‼️
◎上海でこの作品を鑑賞した小津安二郎が、日本の敗北を確信したというその逸話‼️
◎「明日は明日の風が吹く」「俺の知ったことか」などの数々の名台詞‼️
◎女性の立場からアメリカンドリームを謳い上げるという点は、当時としては画期的だったことでしょう‼️
◎アメリカの奴隷制度をきちんと描いている‼️最近これが原因で配信停止とか問題になっているらしいですが、アメリカの歴史なんだからしょうがない‼️映画に罪はない‼️
◎後年、続編小説「スカーレット」が出版されたのですが、オリジナルキャストによる映像化を観たかった‼️
以上、思いつくままに書きましたが、まだまだいろんな魅力があると思います‼️とにかくアメリカ映画の金字塔として、その魅力は永久に不滅‼️
美しい天然色の映像にどっぷり浸かり、至福の時間を過ごすことのできる映画。
ひとりの女性の半生を描いたこの映画。
沢山ありすぎて多くのことは書けず、、、
あえて短い文で書くとすればー
「女はひとりの男に心奪われた。
それを終生の愛だと勘違いした」
本当の幸せを掴み損ねた女性。
変わりゆく時代の壮大な物語。
※
スカーレットにおまかせ
1939年に製作された超大作映画で、あの時期にこんな映画が作られた・・・。
ヒロインのスカーレット(ビビアン・リー)のキャラが飛び抜けていて、レッド(クラーク・ゲイブル)やメアリー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)が引き立て役に見える。
新大陸のアメリカでさえ土着性が根本で、今の時代も受け継がれていると思う。
ビビアン・リーは美しく、神がかり的にもみえる。
若い時観て感動した映画
大昔、この映画とカサブランカが大好きだった。今改めて観直した時、特殊撮影等の安っぽさが見えて来る。当時としては凄い工夫された映画だと思うけれど、現代が素晴らし過ぎるので、粗さが目立ち始めるのだ。とても長いがストーリーが面白いので最後まで飽きることがない。一生に一度は観るべき映画だと思う。衣装など豪華で素晴らしい。若い時はビビアンが美しく思えたが、今はメラニー役の方が綺麗だと思う。この方だけがまだご存命だと思っていたが、今調べたら2020年に104歳でお亡くなりになられたようだ。
これほど強い女性はいたか?
積年のテーマだったぶっ通し鑑賞をしたので。
あまりに強烈な個性の主人公に圧倒されるけれど、やっぱり自己中なんだよな。それがホンネなのか、自己中がもたらす結果なのか? 本人も分かっていないところがあるんじゃないか。 その一方で、家族や仲間想い、人のために尽くす姿は美しく。スクリーン上なら許せる人物なんだけど、身近にいるとめんどくさいタイプかもしれない。
そんな彼女も取り巻く3人の人物や関係性も何となくその後の諸作品のある典型になっている印象も。それほどのインパクトを残した作品と思う。
1939年でこの作品の出来、戦後になって鑑賞した日本人は、勝てなかったわけがよく分かったという。セットのスケールも衣装の美しさもカラー撮影も上映時間も天地の差を感じたはずだ。というか100年近く前なんだよな、今ならCGなら技術でごまかせるけど。
今から80年以上前に
こんな作品を作れるアメリカはすごい!
何度か見たがその度に感動する。
映画館で見れてよかった。
追記
久しぶりにテレビで鑑賞。こんなに小さな画面でも、最初のテーマ曲を聞いただけて、気持ちが高ぶる。また、映画館で見る機会はあるだろうか。
何度見ても素晴らしい作品。
頑張る全女性に対する応援ソングのような映画
原作未読
映画ファンでありながら初鑑賞
これから毎年一回観たい
今度は映画館で観たいな
不朽の名作とか金字塔とか決して大袈裟ではない
1939年のカラー作品
まるで世界有数の美術館を訪れた数々の絵画を鑑賞しているような映像
ビクター・フレミング監督といえばもうー作『オズの魔法使い』だがそれはだいぶ前に鑑賞した
母がこの映画のチケットの半券を持っていた
若い頃に日比谷の映画館で観たらしくそれを大事に取っていた
値段はたしかたった300円
今のような味気ないものではなく映画のイラスト付きな半券だった
母の大切な思い出なんだろう
内容はよく覚えていないらしい
時は1860年代
南北戦争の真っ最中と開戦前と終戦後
場所はアメリカのアトランタ
風とは南北戦争のことで去るとは黒人奴隷によって支えられてた南部の白人貴族社会のことらしい
少女漫画原作の単純なラブストーリーかと思ったらそうじゃなかった
キャスト欄を見るとクラーク・ゲーブル演じるレット・バトラーは主役のような扱いだが実際は脇役に過ぎない
主役は間違いなくヒビアン・リー演じるスカーレット・オハラただ1人
彼女の半生を描いた大河ドラマ
3度も結婚している
親が決めたわけでもなく特に好きでもない相手と結ばれている
1人目は好きな男が結婚したのでその腹癒せにその弟と→戦地で病死
2人目は自分の土地を守るためお金目当てで妹のフィアンセを略奪婚→いざこざで射殺される
3人目はレット・バトラー→愛想を尽かされ別れる2度も
わがままで行動力があり気が強い女スカーレット
美人で育ちが良いせいかモテモテ
メアニーの方が模範的な女性でスカーレットは小公女でいえばセーラではなくラビニア
山田栄子に剃刀を送るような人にはラビニアもスカーレットにも共感できないだろうし共感できないと映画を楽しめない人にはこの作品は向いていない
ハッピーエンドではない
彼女の生き様が大事
こういう生き方もあるんだよと指し示すことによって公開当時の若い女性たちに風穴を開けた点は大きい
古臭い価値観を壊す全女性に対する応援歌みたいなものだ
それに比べたら戦争や黒人奴隷の悲惨さが物足りないことなんてさほど重要ではない
ただ単にグロ動画を観たいだけだろう
瑣末にかかずらわって大局を逸する
僕は個人的には高級で知的なコメディーだと思う
メイドのマミイ役のハティ・マクダニエルがいい味を出していた
この作品で助演女優賞
黒人初の偉業
黒人俳優たちの言葉遣いが気になった
特に語尾
ステレオタイプな頭が悪い田舎者みたいな喋り方
こういう翻訳は向こうからも要求があったのだろうか
よくわからない
オープニングクレジットの前に序曲
本編終了のあとにexit music
いらない
黒人差別を正当化している美化していると言いがかりをつけている輩がいるがはっきり言って共感できない
抗議する側が常に正しいという思想は自分にはない
南部の白人目線だからまあこうなるだろう
ウダウダ文句を言わず黒人目線の『風とともに去りぬ』を作ればいい
とはいえ手塚作品のような配慮は必要になってくるだろう
借金を断られ逆ギレするスカーレットが面白かった
不謹慎だけど娘が父と同じ死に方だったので笑った
友人もお産で亡くす
231分だけど終盤ちょっとたたみかける展開
明日という日
マーガレット・ミッチェルの偉大な原作
脚本・音楽・俳優の演技が素晴らしい
そして、監督達・・
何でも、監督は、途中2度代わったそうです。
3年の歳月をかけて制作された超大作
舞台は、アメリカ 騒乱の時代
スカーレット・オハラ(ビビアン・リー)と
レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)の世紀のロマンスが印象的です。
激しく火のように生きたスカーレットの名台詞も有名
「Tommorow is another day」 直訳だと「明日は別の日」
日本語台詞だと
『明日のことは、明日考えればいいんだわ』
『明日に望みを託して」等 の字幕が入りました。
「後はあと・・」
私も そんな感じに生きていますが(^^ゞ
そして、スケールの大きさを感じさせるテーマ曲。
『タラのテーマ』♪も大好きです。
映画は、アカデミー賞10部門を受賞
マックス・スタイナーの音楽も
ノミネートされたそうですが
受賞は逃しているそうで 残念。
因みに、映画「避暑地の出来事」、「夏の日の恋」も
スタイナーです☆彡
波瀾万丈
と言えば聞こえはいいが、結構いい加減なお話。これは映画以前に原作がいい加減なんだろう。読んだことないけど。
特に南北戦争が済んでからがハチャメチャ。後半をカットしたら少しは感動できたかもしれない。この映画を見て南北戦争および奴隷解放の意義がよくわかったのが一番の収穫。奴隷解放は人道的見地からなされたのではなくて、単に黒人労働力を南部の農園と北部の工場で取り合いしてただけなんですね。
あとクラークゲーブルは漠然と渋い男を想像していたのだが、単に女ったらしのニヤけたおっさんだった。あの笑顔見りゃわかるよ。
私には不朽の珍作
Amazon primeにて、50歳手前にしてようやく初観賞。
映画ベストテンでは必ず上位、皆の批評もほぼ満点、当時のアメリカで特大ヒット、アカデミー賞も総なめと悪いところの見つからない本作。
アメリカの大手動画配信サービスでは、黒人の描き方などが問題になりリストから削除されるなど、現代では臭いものには蓋をし、問題の本質を見えないようにするだけなのは残念だ。
話がそれたが、これはさぞかし凄い映画かと思いきや・・・
映像、セット、衣装、演技、スピーディーな展開や編集など、製作されたのが1939年と思えば確かに驚異的で革新的作品だと思う。
今見ても古臭さや退屈さも感じられずに長時間を一気に見れるのは 名作が名作たる所以だろう。
男尊女卑の時代にハッキリと自己主張するスカーレットに当時の女性が熱狂したのかどうかわからないけれど、
とにかくスカーレットが性格悪すぎで、なんでこんな女性に男が群がるのかさっぱり分からず、共感どころか気分が悪くなる。
やれ情熱的だ、あの時代に生きるにはあれくらいしないと、ただの優しい主人公なら面白くないだの、そんな意見もたくさん聞きますし、最終的にスカーレットは独りぼっちになって報いを受けますが、「独りになって当たり前、で独りになって終わり???」としか思えません。
ひとつの大きな時代を力強い生きぬいた人びとの壮大な物語としても、こんなに独りよがりな人びと(勿論良い人もいますが)のトンデモな話を見せられても、わたしはなんじゃこりゃとして、話のネタくらいにしかなりそうにありません。
見終わった後の開放感。
なぜか急に見たくなって3度目の鑑賞。
スカーレットの我儘さ、気の強さ、自己中心的な考え方、
この地獄のような境遇で生き抜くためにはちょうどいい。
すべてを犠牲にしても自分しか見えない。
悪いことは全部人のせいに置き換えるプライド。
女の涙も使い放題。
これが彼女の気丈さ、彼女の生きる性なんだろうね。
ここまでくると気持ち良いくらい共感できる。
たったひとりで土地を守り、たったひとりで老いていく。
孤独の代償は大きな自由。
この性格ならやり抜いてくれるでしょう。
暗い内容でありながら、見終わった後のこの開放感はなんだろう。
究極のハリウッド映画
誰もが聴いたことのあるテーマ曲、序盤のスカーレットと父親の影が屋敷を見つめるカットから物語への予感が高まる。
戦争、飢餓、貧困をくぐり抜け、愛すらも失ったスカーレットがたどり着いたものは故郷だった。
(前半に美しいシーンが集中しているのは、監督した3人のうちキューカーによるものとのこと。)
96点
日本語字幕の担当者はセンス最悪ですね。何ですか、使用人の黒人が「~...
日本語字幕の担当者はセンス最悪ですね。何ですか、使用人の黒人が「~ですだ」「~ですだ」・・・江戸時代か! 内容は映画史上最高の出来だと思います。日本がモノクロやっとの戦争時にこれだけの美しいカラー映画をつくるとは。日本はアメリカの国力を見誤まりましたね。日本語字幕がまずいのと上映時間が4時間は長すぎるのでマイナス1としました。
強すぎる女、スカーレット・オハラ
南北戦争で何もかもを失いながら、たくましく生き抜いたスカーレット・オハラを描く大長編。
見てる途中で南北戦争をちょっと調べて、なんとかついていけました(^_^;)
それにしても長い…
約4時間だけど、スカーレットの波乱万丈の生涯は、最後まで飽きることなく見れました(^_^;)
4時間も見たのに、ラストは微妙だったけど…
だだ、スカーレットの負けず嫌いというか、天邪鬼というか、あまりにひねくれた性格の女には、関わりたくないなぁ~(^_^;)
で結局スカーレットは、アシュレーの事がホントに好きだったのか?ただ、自分に振り向いてくれない男を振り向かせたかっただけなのか?
やっと映画館で観れた
何度かリバイバル上映してたがタイミングが合わず、やっと時間が合って映画館で観れた。
主人公のはちゃめちゃな生き方に羨ましくも有るが、共感は出来ない。
南北戦争当時の大変な時代だから仕方ない面は有るが、それでもなぁ。
という面は抜きにして、壮大な撮影で製作した作品となっていてそこは素晴らしい。
全55件中、1~20件目を表示