「イケメンバーテンダーのお話」カクテル odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
イケメンバーテンダーのお話
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ホストまがいのイケメンバーテンダーのお話、なりたくてなった訳ではないのだが学歴、経験が不足で就職先がないので仕方ない、ところがこれが天職のように客に受け、いろいろあったがハッピーエンド。
第9回ゴールデン・ラズベリー賞の作品賞と脚本賞、批評家のレビューも散々だったようだがトム・クルーズの人気のせいか興行成績は良かったそうだ。
原作・脚本のヘイウッド・グールドは元ニューヨークポスト記者でベトナムから帰還後タクシー運転手をしたりタイムズスクエアにあるホテルディプロマットのナイトクラブでバーテンダーとして働いていたそうで、本作は半ば彼の伝記的とも言われている。
ただ、原作はシリアスで暗すぎたのでディズニーがトムに合わせて書き直しさせたそうだ。
酒場が主題と言う点ではジョージクルーニー監督の「僕を育ててくれたテンダー・バー(2021)」が思い浮かぶ、こちらも原作はピューリッツァー賞をとったジャーナリスト、JRモーリンガー。人生勉強と言う点で酒場は生の教室かも知れないところは通じるものがある。
バーテンの師匠で女たらしのダグに感化されるも反面教師、真実の愛に目覚めると言ったシンプルなプロットだから、見どころは若いトムの華麗なボトルさばきくらいかも知れませんね。
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