女はそれを我慢できない
劇場公開日:1957年6月26日
解説
胸囲42インチを誇るブロードウェイ出身のグラマ・ガールといわれる新人ジェーン・マンスフィールドを紹介するロックン・ロール映画。ガーソン・カニンの原作を「底抜けコンビ・のるかそるか」のフランク・タシュリンと「画家とモデル(1955)」のハーバート・ベイカーが脚色、タシュリンが製作・監督した。撮影監督は「王様と私」のレオン・シャムロイ、作曲並に音楽指揮を「やさしく愛して」のライオネル・ニューマンが担当した。主演は、ジェーン・マンスフィールドのほか「スカートをはいた中尉さん」のトム・イーウェル、「大荒原」のエドモンド・オブライエン。それに歌手ジュリー・ロンドン(「赤い家」に出演)レイ・アンソニー、バリイ・ゴードンなどの音楽家が自身出演している。
1957年製作/アメリカ
原題または英題:The Girl Can't Help It
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1957年6月26日
ストーリー
のんべの宣伝屋トム・ミラー(トム・イーウェル)は、かつてギャングの親分だったマードック(エドモンド・オブライエン)に雇われ、曲線美人ジェリイ(ジェーン・マンスフィールド)をスターにする仕事を始めた。しかし、それには条件がついている。彼女に手を出してはならない。ところが、この2人が愛し合うようになった。もともと彼女は歌手になるつもりはないのだが、マードックに恩義があるので、下手な歌も唱わねばならぬ。マードックは彼女をスターにしなければ男が立たないので、メチャメチャな声でレコードに吹き込んだ彼女の歌--彼がかつて獄中で作詞した「ロック・アラウンド・ザ・ロック・パイル」を町中の酒場にとりつけた。彼一流の強引さとインチキで。それが、奇妙な人気となり、彼女をスターにのし上げさせた。いよいよニューヨークの初舞台、はじめ反対していたマードックも、トムとジェリイの仲を許し、めでたくゴール・インとなりかけたところ、マードックに張り合うギャング親分のホイーラーが乗り込んだ。だがトムの機転で、マードックが自ら舞台に立ち、得意の「ロック・アラウンド・ザ・ロック・パイル」を歌う。聴衆は喝采し、一緒に感激したホイラーも、マードックと握手した。その後10年、結婚したトムとジェリイの間には5人の子供ができ、マードックはよき「おじいさん」である。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フランク・タシュリン
- 脚本
- フランク・タシュリン
- 脚色
- ハーバート・ベイカー
- 原作
- ガーソン・ケニン
- 製作
- フランク・タシュリン
- 撮影
- レオン・シャムロイ
- 音楽
- Boby Troup
- 作曲
- ライオネル・ニューマン
- 指揮
- ライオネル・ニューマン
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Tom_Millerトム・イーウェル
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Jerri_Jordanジェーン・マンスフィールド
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Murdockエドモンド・オブライエン
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Julie Londonジュリー・ロンドン
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Ray Anthonyレイ・アンソニー
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Barry Gordonバリイ・ゴードン
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Mousieヘンリー・ジョーンズ
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Wheelerジョン・エメリー
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Hilda-Maidファニタ・ムーア
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Fats Dominoファッツ・ドミノ
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The Plattersザ・プラターズ
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Little Richard and his BandLittle Richard and hid Band
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Gene Vincent and his Blue CapsGene Vincent and his Blue Caps
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The TreniersThe Treniers
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Eddie_FontaineEddie Fontaine
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The ChucklesThe Chuckles
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Abbey_Lincolnアビー・リンカーン
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Johnny_OlennJohnny Olenn
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Nino_TempoNino Tempo
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Eddie_Cochranエディ・コクラン