「監督ゴダールの奥様で新婚時のアンナ・カリーナが怒ったり、ふくれたり...」女は女である Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
監督ゴダールの奥様で新婚時のアンナ・カリーナが怒ったり、ふくれたり...
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監督ゴダールの奥様で新婚時のアンナ・カリーナが怒ったり、ふくれたり、笑ったり、歌ったりして様々な表情を示し、とにかく可愛い。また着ているモノの色彩が鮮烈で実にお洒落で素敵。部屋の造りも、日常品を天井に釣り上下したり、自転車に乗れたり、ユーモラスであると共にシャレテもいる。音楽がミシェル・ルグランということで綺麗ぽいが、人物の感情に呼応してかブツリ・プツリと切れるとこがどこか挑発的。
ただお話としては、子供欲しさに彼氏の友人と寝て、その翌日に子作りのために無事に彼氏ともいたして、ハッピーエンド!?という、フランス映画ぽいが、日本人的には相当はちゃめちゃなお話。そう言えば、彼氏も娼婦と前日寝ての連チャン。カメラワークとしては、溝口健二の様な俯瞰撮影取り入れ、あと二人が各々部屋内で電灯を持ち歩く様が面白かった。目玉焼きを放り投げて、電話に出て、その後フライパンで受けるのは笑ってしまった。遊び心は満載というか、全編がそれで出来上がっている感で、今風で知的だが、感動の要素は全く無し。
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