「ファッションセンス素晴らしい」女は女である おから先生さんの映画レビュー(感想・評価)
ファッションセンス素晴らしい
ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)というフランス1950年代の映画の制作方法の時代に、作曲家として多大なる影響を与えた、音楽界の巨匠“ミシェル・ルグラン“。ルグランが楽曲を提供した代表7作品のうちの1作品を鑑賞してきました。
普段は観ないタイプの映画。たぶんコロナ自粛のリバウンドで、映画観たい欲求が高まってる。でも観て良かった。なぜなら、、、。
作品:女は女である 1961年公開
“登場人物が歌わないミュージカルコメディ”という発想に基づいて制作されたラブコメディだそうです。全く型にはまらない実験的な映像や、音楽の入れ方など多少違和感もあるものの、全体的にも楽しげなコメディ作品だった。さすがフランス映画らしく長〜〜〜いキスシーンと、ファッションセンスが抜群で、特に服は色使いが綺麗。赤や青の原色を効果的な取り入れた映像的な色彩美もさすが。
自由主義的な背景からか、男女間の関係も奔放でエンディングも「?」なんだけど、国民性なのか時代背景なのか、こういう事をコミカルに捉えてしまうのは少しモヤッとしました。
こういう映画の延長線上に、ララランドがあるんだと思う。映画館では観れないかも知れないけど、ネットなどで何とか観てみて。
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