俺たちは天使じゃない(1989)のレビュー・感想・評価
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【”俺たちは天使じゃないけれど、悪魔でもない!”スンゴイ若きロバート・デ・ニーロとショーン・ペンの脱獄囚が、神父に間違われた事から起こる可笑しき事と奇跡を描いたコメディ作品。】
■服役していたネッド(ロバート・デ・ニーロ)とジム(ショーン・ペン)は、極悪死刑囚のボビー(ジェームズ・ルッソ)が電気椅子に掛けられる瞬間に逃げ出した混乱に乗じて脱走する。
二人は荘厳な寺院がある小さな町に入り込み、そこで著名な神父に何故か間違われるが、そのまま成りすまして逃亡の機会を狙っていた。
だが、刑務所長たちが脱獄囚3人を捕まえようと町に乗り込んで来る。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ネッドとジムが、ロクに聖書も読めないのに、善良な町の人や若い神父(ナント、細いジョン・C・ライリー)が、少し首を傾げながらも信じる姿が可笑しい。
・二人は浮気をして告解に来た男の相手のモリー(デミ・ムーア)と彼女の口が利けない娘と会うが、最初は気が強い彼女に色々と命令されてタジタジである。
・ジムは、皆の前でオドオドと説法をするが、聖書に挟んであった猟銃広告の内容を読むと、それが意外にも拍手喝采を浴びるシーンも可笑しい。
・そして、町の祝祭で二人がモリーの娘を神の奇蹟が起きるという行列に招待し、聖母像と橋を渡っているとボビーが見つかった事から、銃が乱射され、モリーの娘とネッドは聖母像と共に激流に呑み込まれるが、聖母像の浮力で助かるのでアール。
モリーは涙を流して感謝をするが、その時に奇蹟が起きる。モリーの娘が口を利くのである。その言葉が”そのひと、ダツゴク犯。”クスクス。
だーが、神父たちは何故か、勘違いしてネッドとジムが宗派を変える事だと思い、気にも留めないのである。
<そして、ジムはネッドと別れ一人修道院に戻り、ネッドはモリーと娘と国境を手を取って超えるのである。
今作は、スンゴイ若きロバート・デ・ニーロとショーン・ペンの脱獄囚が、神父に間違われた事から起こる可笑しき事と奇跡を描いたコメディ作品なのである。>
この二人コメディが似合う
デミ・ムーアも含めスターの若き姿が楽しめる。
実はリメイクだったんだ。二人の掛け合いはしっかり楽しめる。いかつい顔ぶれだからか、意外にコメディが似合うな。
マリア像の涙はちょっと予想できなかった。このオチがちょっと下品だったかな?
うわぁ、懐かしっ!
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刑務所にいたロバートとショーンが、主犯に巻き込まれて脱獄するハメに。
そして何とかカナダに国外逃亡しようとしたが、国境の橋の警備が厳しかった。
そんな時、教会に来る予定だった2人の神父と間違われる。
それに便乗して神父になり切るが、何度もバレかけては何とかしのぐ。
やがて彼らへの射殺命令が出てることを知り、警察犬まで出て来る。
そんなある日、カナダまで大勢で行く教会行事があった。
しかしそれには体の不自由な子供を連れて行く必要がある。
なので口と耳の不自由なデミの娘を連れて行った。
そこでひと悶着起こり、橋から娘が落下。ロバートが飛び込む。
そして命を救い、奇跡がが起こって子供が口をきけるようになる。
そこで言ったのは、この人達は脱走犯ということだった(場)
それを知った一部の人間は、聞かなかったことにしてくれる。
ロバートはデミと娘とで堂々とカナダに亡命。
ショーンは教会の居心地が忘れられず、アメリカに残る。
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この作品、高校の仲良し3人組で初めてレンタルビデオの会員になった時、
うち1人が最初に借りた作品。当然みんなで回し見た。
残る2作品はメジャーリーグとロジャーラビットやったのも覚えてる。
当時の仲間うちでの評価は「まあまあおもろい」だった。
世の中を少しは知った今、改めてみると「やっぱり面白い」。
内容は部分的にすら覚えてなかったが、非常に楽しい作品。
ほぼコメディみたいな感じだが、奇跡の起き方が面白い。
昔の作品ってこういうバカ楽しいのが時々あるからいいよね。
なお当時は映画など見たことが無く、ロバートもショーンも知らんかった。
絶妙なコンビ2人を応援したくなるp(^_^)q
ショーンペンも、デニーロも若い頃ですね〜♫
とても殺人罪で捕まってるとは思えない2人の思いがけない脱走チャンスからの逃亡。
ハラハラしながらも、面白いシーンが満載。デニーロの顔だけでも、ぷぷぷ!
ショーンペンが、『この教会の雰囲気に落ち着く』と言い出してからの安定を求める感が良かった。それぞれの幸せを求めて、相手との別れと出発にはグッと来ました。
洗濯バサミを付けたジョンCライミーが、目立つ役所なのに、映画comさん!キャストのリストに入ってないですよ〜。
強面なのに、なんだかとぼけた役がお似合い◎
『おとなのけんか』でもいい味を出してましたよね。
マリア様の涙 〜 不謹慎ですが・・・笑えます
知恵の回るネッド( ロバート・デ・ニーロ:ライリー神父 )、ちょっと間の抜けたタイプのジム( ショーン・ペン:ブラウン神父 )、二人の軽妙なやり取り、表情が絶妙で、何度も笑ってしまいました。
ラストがちょっぴり切ない。
ロバート・デ・ニーロ製作総指揮というのも頷ける作品。
ー追記〜 2022.3.27
ショーン・ペンの熱い想いが、世界に、ロシア国民に…そしてプーチンに届きますように。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
俺たち日本人も讃美歌は口パク。聖歌隊の方が歌ってくれる。
ちょいと頭の悪そうなジム(ペン)と同室の(デ・ニーロ)が逃亡の巻き添えを食ってしまう。わけのわからぬまま一緒に逃亡することになったのだ。しかも彼ら二人は足枷で繋がれたまま。ボブとは途中ではぐれてしまい、出会った老婆に口から出まかせを言ったおかげで有名な神父と間違われてしまう。そのまま国境の町の大きな教会に居座ることになった二人。
歌えない賛美歌に口を合わせたり、ごまかしが無茶苦茶なところが笑えました。目の見えない娘を持つデミ・ムーアは5ドルさえくれれば誰とでも寝る。金のないデ・ニーロが寄付された金を持ってそそくさと彼女のもとへ戻る様で大笑い。
祭りの行列に参加するかしないかでもひと悶着あったけど、そんな折、ボブが捕まってしまったのだ。そして銃撃戦となって、涙を流すマリア像娘が川に落ち、デ・ニーロが泳げないのに救助に向かう。奇蹟が起こり、娘がしゃべれるようになったのだが発した言葉は「その人、脱獄犯・・・」
本物の神父が現れたらどうなるのかとハッピーエンドにするのはおかしいと思いつつも、なかなか面白い映画だった。ジョン・C・ライリーの神父姿も面白い。
(備忘録)
ほっこり
偽神父が切羽詰まっておこなった、信仰に関する説教はとても頷けるものだった。
縁もゆかりもない子どもを救うために冷たい川に飛び込むなんて、根っからの悪人にできることじゃない。
カトリックの教会音楽は心を安らげてくれる。
いつブラウン神父は来るのか
総合55点 ( ストーリー:40点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
物語は結果がある程度想像できるご都合主義なありふれたもの。しかし2人の偽神父はいったい過去に何をしでかしたのか、本当に脱獄して今後良い生活を送るのに価する人物なのか気になって素直に納得出来る結末ではなかった。そうじゃなくても自分のためだけに脱獄後も物を盗み嘘をついているので。
物語の整合性がたいして重要な作品ではないのだが、それでも本物のブラウン神父が到着したら偽者はどうするのか気になった。それから聾唖者は耳が聞えるようになったとしても、どの音がどの発音なのかわからないので急には喋れません。
登場人物は豪華で演技はしっかりとしている。デニーロはここでも度々腕を広げて肩をすくめるので、刑務所暮らしの前はいったいどこの組織に属していたのかと過去の作品を想い勘ぐりたくなる。
襟に洗濯バサミつけた神父
が、出てくる映画です笑
見ていてなんとなく先が読めるんですが、それでもヒヤヒヤしっぱなしでした。本編は普通におもしろいんですが、特に最後の5分間の流れはとても潔いというか、すっきりしたまとめ方で「うわー!!!」と感動しました!笑 いい別れ方。個人的には、ブラウン神父をめっちゃ尊敬している信者が好きです。鐘の鳴らし方もおもしろかったんですが、あれは演技でしょうか笑
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