踊る海賊(1948)のレビュー・感想・評価
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歌うだけでなく、踊るジュディ・ガーランド
ビンセント・ミネリ監督(巴里のアメリカ人、いそしぎ等)による1948年製作のアメリカ映画。原題:The Pirate、配給:セントラル。
ジュディ・ガーランドとジーン・ケリーが共演。ジュディの当時の夫が監督。ジュディの容貌も歌もあまり好みでないせいか、今一つ乗れなかった。ただ、ラストの主演二人による道化師賛美のコミカルなダンスは、とても良くて楽しめた。
ジーン・ケリーによるダンスに関しては、死刑前のものはとても良かったが、他のものは花火等演出が仰々しすぎて、今一つに感じた。海賊に拐われることを夢見る乙女ジュディの婚約者市長が実は元海賊というお話は、最後の市長の自白という予定調和的な展開も含めて、面白かった。
この映画の時から、ジュディ・ガーランドは薬物長期服用等により体調不良であったらしいが、その気配は映画からは感じられなかった。
脚色アルバート・ハケット フランセス・グッドリッチ、原作S・N・ベールマン。
製作アーサー・フリード、撮影ハリー・ストラドリング、音楽レニー・ヘイトン、 コール・ポーター。
出演はジュディ・ガーランド(Manuela)、ジーン・ケリー(Seratin)、ウォルター・スレザック(Don_Pedro_Vargas)、グラディス・クーパー(Aunt_Inez)。
海賊マココで、ガキの頃見たのを思い出した。
ジュディの底力恐るべしが実感できます
1948年公開、カラー作品
ジュディ・ガーランドとジーン・ケリーの2大スターの共演
クレジットはジュディの名前が上にあります
ジュディ・ガーランド 26歳
ジーン・ケリー 36歳
前半はケリーが目立っており、ジュディは精彩を欠きます
この頃からの精神的に問題があった影響かと感じます
ところが、後半になると彼女の凄さが炸裂します
見終わるみるとジュディの印象ばかりが残っています
ジュディの底力恐るべしが実感できます
かと言ってケリーも素晴らしい歌とダンスを披露します
両方のどちらのファンであっても観ておくべき良作と思います
お話はケリーが旅回りの一座の座長
ジュディが市長と結婚がきまった娘
しかし彼女は逞しい海賊にさらわれて冒険に出るのが小さい時からの憧れでという設定
ケリーがジュディに一目惚れして、自分は有名な大海賊だとホラを吹いて横取りしようとしての大騒動というもの
楽しめるミュージカルです
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