オーロラの彼方へのレビュー・感想・評価
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作品ジャンル「ミラクル」
もう20年も前の作品になるんだね。評判が良いのは知っていたけど、過去の父親と無線で繋がる感動作って、ちょっとファンタジー色が強そうで何となく観る踏ん切りがつかずにいた。ファンタジーはあまり好みではないので。
覚悟を決めて実際に観てみると、確かにファンタジーがベースになっているが、多くのレビュアーさんが書いているようにアクション、サスペンス、感動ドラマ、ファンタジー、SF、スリラーと、あらゆるジャンルを内包したごった煮作品で、どれか一つを決めるならアクションだと思う。
悪者を倒し美女とキスして終わる80年代のアクション映画の、感動が強くなっているような感じかなと。
過去を変えて未来も変えるというのはタイムトラベル系ってことになると思うけど、キャラクターが過去と未来を往き来できるわけではないし、決められた過去より前は修正できない足枷感が斬新だったね。
それをうまく使って過去と現在が同時進行するのも面白かった。
だけど、本作が本当に面白い理由は、ここまで書いたような設定じみたことではなくて、もっと単純にワクワク、ドキドキ、ハラハラできることだろう。一言でいえば興奮するのだ。
もうツッコミなのかも自分で判断できない声をあげてしまうんだよね。
前半の感動アクションパートでは「酒など飲んどる場合かっ!早く無線だ」だし
後半のサスペンスアクションパートでは「コーヒーなど飲んどる場合かっ!早く野球を見ろ」で
「野球など見とる場合かっ!早く戻れ」と続く
最後の感動アクションパートで「オーロラなど見とる場合かっ!早く無線だ」と
とにかくキャラクターを応援しちゃうんだよね。
それもこれも、序盤から何度となく親子愛の描写を積み重ねてきた結果だと思うんだ。
例えば最初の頃にフランクが、息子に指一本でも触れたらだだじゃおかないと凄い剣幕で言うが、言われているジョンは自分のことなわけで、何て言うか、父も息子も30年の溝のおかげか過剰な愛情表現がわざとらしくなくて、観てても嫌味じゃないんだよね。
間接的だけど直接的な愛の確認行為みたいな。
ぐちゃぐちゃになってもおかしくないほど色々詰まった作品だけど、何かが欠けたら成立しないような絶妙なバランスで成り立った良作。
こんなミラクル、太陽の黒点のせいに違いない。
家族の絆かな
友人に勧められて鑑賞。
とてもよかった。
完全にSFチックな話ではあるが、親子、家族の絆が素敵に描かれている。
冒頭の幸せそうな展開から、とは言っても最後はキレイには終わらないだろうと思っていたものの、非常によい終わり方。
この手の話でハッピーエンドというのも珍しい気がする。
誰しもが一度は思うであろう"過去を変えることができたら"という想いがきれいに描かれたストーリー。
良かった~
こちらも前から観たかった作品。
シグナルの元ネタと知って、けっこうシグナルも好きだったので、いつか観たいなぁと。
確かに突っ込みどころはあるかもしれないけどSFだからオッケー。
最後は自分的には意外だったので
とても良かった。
最後は泣けました
愛とSF
タイムリープ系ではあるが
内容は分かり易いし
タイムリープを面白く構成しており
ぐっと惹き込まれる
ミステリー、SF、ハートフル
が要素となる贅沢な作品でありどれも楽しめる
ラストシーンは
単純だけどそれが好き
なぜか『遠い空の向こうに』と混同してしまう
劇場公開時鑑賞。
パッと連想したのは『漂流教室』と『タイムスケープ』。ロジックはユルフワだし、穏当な方へ行くので違いますが。構成的には好きなタイプ。
細かい理論なのではなくて
決めた設定の中で、アクション、家族愛、過去未来のやり取りと影響、野球、やりたいこと全部やった感じ。
作り手が楽しそうで、見終わってその部分にも爽やかさすら感じる。
まさか最後に会えるとは!
普通のハートフルな映画だと思って見たら、面白いではないですか~~...
普通のハートフルな映画だと思って見たら、面白いではないですか~~タイムパラドクスも凝ってるし、考えてありますよね(ツッコミどころ満載だけどw)中でも財布を送信する場面が好きです。(そこがリアルタイムなだけに他がおかしいんだけど)
あとは、何故看護婦ばかりを狙うのかを表現してほしかったですね(カットされてるのかな?)
賞を取れてないのが惜しい。
【BS2でカットされてない放送(2008.6)】
見てないシーン。父親を生かせてしまったため徐々に歴史が変わる。ジョンが付き合ってたサムという女性に会うと、初めて会ったと言われる。細かい交信シーンもカットされていたようだ。
ヤフーというマジックワード。幼馴染のゴードに教えてあげるところは笑える。
古さを感じない!隠れた傑作!
大好きだった韓国ドラマ「シグナル」の元ネタ?という情報を知り鑑賞。
一言で表すと「最高にアメリカン」かな。
前半は、火災の緊迫感
後半は、殺人の緊迫感
30分ぐらいに思える程長さを感じない。
なのに連続ドラマ10話を見たような内容。
まさに隠れた傑作です!
父と息子、家族の物語
Netflixにあったので、期待せずにふと見たら、よく出来た話で、思わず感動してしまった。父と息子、困った時に助け合い苦難を乗り越えて、家族の思い出を刻んで行く、なんだか羨ましい話でした。
SFという意味でも、同時並行的に未来が書き換わる描写は難しい表現だと思うが、陳腐にならず、映画ならではの描写に仕上げてるところはさすが(過去に机に書いたメッセージがリアルタイムで生成するところなんて、良かった)。
30年を無線で繋ぎ、父子で事件を解決せよ。
オーロラのせいで1969↔1999が無線で繋がって、父の死を防いだり凶悪犯を協力して捕まえる。
タバコがきっかけでハンダを使って「CHIEF」未来が変わった!
過去と現在が同時進行。ヘルメットとグラスがスローモーションで落ちて父の殉職の運命が変わったり、過去で分岐すると2つの記憶がフラッシュバックしたりとタイムパラドクス演出が楽しい。
ラストの展開、部屋の風景が変わり犯人を射殺、振り返るとパパー‼がアツい!
素晴らしい絆
最初から最後まで楽しめました。
家族や地域の繋がりも温かいし、お互い信頼しあって未来を変えようとするのがワクワクします。
なんで過去と未来に干渉する物語はこんなに面白いのでしょう。
映画館でみれたらしばらく放心状態に陥りそうでした。
映画「オーロラの彼方へ」の感想
亡くなったはずの父親と交信する、それ自体がワクワクするし、親子がたわいも無い会話をするだけで泣きそうになります。
一番魅力はタイムパラドックスで父親の死や難事件を解決することに奮闘するストーリーです。タイムパラドックスはもっと大変なことを起こすのではと思う反面、そんなことそっちのけでラストの展開は楽しませて頂きました。
2010年代後半にもなると、アニメ等を含めて、タイムパラドックス物も色々なものが出されていますが、映画という枠組みでこんなにテンポ良く、気持ちのいい作品が出来ることが、素晴らしいことだと思います。
「インターステラー」など後進の作品に影響を与えていることも、ここ作品を見直すきっかけになりそうです。
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