「純粋な親子愛」オーロラの彼方へ ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋な親子愛
親子愛を純粋に描いた作品ほど、心温まるものはありませんね。タイムパラドックスを利用した映画は数多く制作されているので、ある意味"今さら"な脚本だと思いましたが、よくここまで練ることができたなぁと感心しました。
オーロラが起こした現象によって、殉職する前日の父と無線機で繋がってしまい、それから一心不乱に彼を救おうと奮闘する主人公を描いた物語です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように直接会うのではなく、声だけのやりとりしかできないという限定された状況が緊張感を生み、より作品にのめり込むことができました。
その場でタイムパラドックスを体験してしまう時の演出(スローモーションやフラッシュバック)は特にお気に入りです。まぁ、この時代特有の映像ではあるのですが、とても効果的に描かれていました。
そして何と言っても、クライマックスが素晴らしいとしか言えません!
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