劇場公開日 2000年12月9日

「消防士!野球!アメリカらしい家族愛!」オーロラの彼方へ live_at_luxorさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0消防士!野球!アメリカらしい家族愛!

2009年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

面白かった!これは期待以上でした!

オーロラの影響でアマチュア無線の電波障害が発生し
30年の時を越えて親子が交信を交わす。

時間が同時並行で進む都合の良い設定はSFファンタジーと割り切るとして
実際にはるか遠くのラジオ放送が10年遅れで無線で捉えられることもあるそうで
太陽風とか宇宙エネルギーの関わるオーロラの夜には話のリアリティが無くもない。
(この辺はDVD特典の「科学的背景」で説明してます。この特典も面白い!)

本編はというと、例えるなら

(「バックドラフト」+「バタフライエフェクト」+「インソムニア」)÷3

といった感じでしょうか。

冒頭からの導入部分はいかにもハリウッド映画っぽい爆破アクションですが
しばらくするとメインのSFファンタジーのドラマ感が出てきます。
ちょっと前のアメリカ映画ならこのまま少し盛り上げて終わってましたよね。薄ぅ~く。

でもそうでないのがこの作品のいいところ。
中盤からは一気にハラハラドキドキのサスペンス色が強まります。
しかもこれが良くできてて面白い!予想外の展開だけにすっかり観入ってしまいました。

そしてクライマックス。
良く考えるとコテコテのアメリカ映画のパターンなんですが
盛り上げ方といいタイミングといいバッチリで自然と顔がほころびます。
映画で泣かない僕も若干熱いものがこみ上げて来ました。

これまたコテコテのエピローグもとてもいい空気。
ちょっとしたカットにニヤっとさせられます。

久し振りに作品レビューを見て借りてみた作品でしたが、期待以上の大満足。
教えてくれたお気に入りレビュアーさん達に感謝です。

※他サイトより転載(投稿日:2008/04/21)

live_at_luxor