オール・ザット・ジャズのレビュー・感想・評価
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ショービジネスの素晴らしさを堪能できるだけでなく人生が感じられる映...
ショービジネスの素晴らしさを堪能できるだけでなく人生が感じられる映画。エンディング曲が大好きな「There's No Business Like Show Business」なのも嬉しかった。
素晴らしかった
女性を性のはけ口としか思っていないようなクズが主人公で、しかし才能があってエネルギッシュで確かに魅力的だった。そんな男性が好きな、同じようなタイプの女性もいるだろうからそういう世界でやっていれば何も問題はないと思う。ただ子供にはよくないので反面教師にして欲しい。最終的に病気で死ぬが、その死の場面をミュージカルにしてふざけていてすごかった。
好き勝手やって若死にするのだが、別れた奥さんや娘からも別に疎遠になっておらず、なんか都合のいい話であった。あんな楽しそうに生きられたら早死にしても仕方がないと納得した。
男性的エクスタシー。
才能があって、仕事と中毒で、プライベートでもやりたい放題な男の話です。彼の人生はショーの中にあって、現実はなんだか居心地が悪かったようですね。
男性が芸術に人生をささげると、どうしてもエゴとくっついて、家族や周囲の人間に迷惑をかけながらすごい大作を作る、ということになってしまいます。宮崎監督の風立ちぬでも結局は監督自身の人生ともとれますし、アロノフスキーのレスラーしかり、ほとんどの場合こんな最後ですね。
最後の30分のくどいくらいのミュージカルシーンがなかなかぶっ飛んでいて見ごたえがありました。結構好きな映画です。
イッツ・ショータイム
ボブ・フォッシーの自伝的作品。
「キャバレー」では、「ライス・イズ・キャバレー」と
人生をステージに見立てた。
「オール・ザット・ジャズ」では、
主人公ギデオンが「イッツ・ショータイム」と鏡に映った自分にむかってつぶやく。
現実でも非現実でも演出家でありつづけ、
自分の最期も、ショーとして演出してしまう。
フォッシーにとって、人生=ショーなんだと思い知らされた。
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