「生きてるうちに」オールウェイズ おりこうさんの映画レビュー(感想・評価)
生きてるうちに
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終盤の星空からの飛行シーンは、いつ観ても優しい気持ちになる。
最後の最後迄、恋人を見守り、どんなに大切に想っているかを伝えようとしても、彼女(ドリンダ)には聞こえないし、彼(ピート)の姿は見えない。
なぜなら彼(ピート)は、もう死んでしまっているから。
「今、つらいのは、俺達が愛を言葉にしなかったという後悔だ。
冗談めかさないで、ちゃんと言うべきだった。
やっと、言いたかった事を言える。
愛してるよ、ドリンダ。
君を愛してる。
俺の言葉が君に聞こえたら…
真実の言葉だからね。
素晴らしい君の人生。
これからも、そうだ。」
と、最愛のドリンダへ語り掛けるピート。
彼女を川底から救い出し、彼女を待つ人達の元へと、導く彼からの最後の言葉。
「あそこに君の未来がある。
俺から離れ、彼らの所へ。
俺は君の心から出て行く。
さぁ、行って。」と、彼女の記憶から去る事を決意。
最愛の人がいつまでも、自分を忘れられずに、哀しみに暮れる姿なんて見たくない。
本当は、自分の事を忘れないで欲しい…けれど、最も望むのは彼女の幸せ。
なんて、ジェントルマン♪
大切な人達には、生きてるうちに、素直に感謝の気持ちを伝えたいな。
愛情の出し惜しみは、もったいない。
そう思える映画です。
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