「先に「欲望という名の電車」観といてよかった、、」オール・アバウト・マイ・マザー Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
先に「欲望という名の電車」観といてよかった、、
率直な感想はタイトルの通りです(笑)
この映画も公開当時、一部(いや、もっと広範か)で激賞されてた気がしたので、気になってました。
「欲望という名の電車」、また(まだ観てないんだけど)「イヴの総て」等、実在の映画の要素と絡めた内容が良いですね。
日本もマザコンが多いけど、ラテンもなぁ、、ママン、大好きでしょ多分。
内容は少し聞きかじってたから、まぁたぶん母性礼讚みたいのが強い映画なんだろうなぁどうせ、という気はしてました。
しかしすごいよね、女とおネエだらけで、男子禁制感がすごい(笑) たまに出てきても、ニューハーフにおシゴトをお願いする役者さんぐらい。
昔、アマチュア劇団で「欲望という名の電車」のステラ(妹)を演じた主人公が、再びバルセロナに戻ったときにブランチ(姉)役の女優の付き人になるというのが、発想として面白いなと思った。
しかも、主人公の元旦那はかつてコワルスキー(ステラの旦那)を演じた人。そして、実人生でもこの芝居のように、子供を抱いた主人公は旦那の元から出奔している。
DV、母、未婚の母、死別、パートナーの性別転換等々、我が事でもないのに我が事のように頭の痛くなってくる要素に満ちているのに、芝居のキャラとのリンク付けというかメタファーだったり、おネエのコミカルなキャラクターだったり(名前忘れたんだけど、すごく光ってますよね)のおかげなのか、それらがそんなに苦ではなく、スッと入ってくる(最後の方、ちょっと眠かったけど)。
ただ、私自身は今のところ「母になりたい人」でもなければ「女になりたい人」でもないので(←っていうかこっちは元々そうなんだからそもそも縁がないけど)、ちょっと持て余してしまったのかな、っていう、そんな感じですわ。
Jolandaさん、場所が異なってすみません。ファンタジアです。鳥が苦手なので、駝鳥が登場してからかなり心臓ドキドキで大変でした。でも、ワインのシーンは私も大好きです。夢のようー!