狼は天使の匂いのレビュー・感想・評価

物語のメインになる作戦実行までがダラダラと長くて薄っすらと人物像の背景を映し出すが、そこに興味を失うと鑑賞が辛くなる。

辛坊強いラマの方々、愉快な強盗団と序盤の子供時代から主人公との関係性が意味深でいながらスッキリする確信もなく、単にずる賢い主人公かと思いきやラストは熱い友情物語に。

消防車の使い方に意表を突かれながらも作戦自体はグダグダな展開で少しガッカリする。

「雨の訪問者」を見てこの映画を思い出した。高校３年の時に見たくて仕方がなかったけど数年後大学に入りようやく見て涙が止まらなかった。ロバートライアンが死んだ頃か？雨の訪問者と同じテイストだけど微妙に違いがある。同じクレマン監督作品「パリは霧に濡れて」は面白くないけど。その後NHKで放送しビデオに録画、画質最低なのでそろそろDVDでも買うかな？