劇場公開日 2021年10月17日

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桜桃の味のレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

3.5少し開いた車の窓。

2024年11月11日
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鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

2.5最後まで見れなかった。

2025年9月2日
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鑑賞方法:VOD

自殺したいために、自分を埋葬する人を探す旅に出る。
残念ながら主人公の気持ちがわからないままで終わってしまいました。
淡々と運転し、道ゆく人に声をかけて会話を続けていく。
その中でなぜ自殺したいのか、理由や経緯、生死との葛藤など見られたら少しは変わったのかなと思います。

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qq

4.0感想メモ

2025年9月1日
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ヒラめ

4.0映画の素晴らしさ

2025年8月30日
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アッバス監督独特の、会話で成り立つ映画
神の教えに背いて自殺を図る主人公が、その協力者を求めていく寓話的物語
若者は、そんな内容の仕事は受けられない、嫌だ、と断り
神学生は、神の教えに背くことに協力する事はできない
そのような事は神は望んでいない、と自殺を辞めるよう解く
老人は、息子の治療のために報酬が欲しいので応じる、と言いながら、自分の過去の経験から、人生でやりたいことを見つけ、明日の朝を迎えるために生きるべきだと解く
自殺の意思の硬かった主人公だが、少し、老人の話には共感したのだろう
そして通りすがりのカップルにフィルムカメラのシャッターを押すように頼まれて。。。その後に自殺を踏みとどまる方向に気が向いていく
人の喜びを撮影する喜びを得たのだろう
自殺の計画は実行されたように見えたが、未遂に終わったのだろう
ラストシーンでは、彼が自殺しようとした地で、映画を撮っているシーンで終わる
監督自身が映画を撮ることに生きる価値を見出しているのだ、というメッセージを受け取った用に感じ、とても暖かい気持ちになった
映画って、いいよね。。。

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サニーインティライミ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月16日
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madu

4.5神映画だね!

2024年5月22日
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二十数年ぶりに再観、じっくり観たが若い頃には解らない事がじっくり伝わってきた!
アッバス・キアロスタミはあっ晴れな監督です、凄い!

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mucya

4.0人それぞれの「桜桃の味」

2024年4月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

「桜桃の味」はイラン映画だ。だからどうした、と言われればそれまでなのだが、まだ血気盛んな生意気盛りの頃、イラン映画を観て「何だかよくわからなかった…」と意気消沈した記憶がある。というか、そんな記憶しかない。
そんな私だから「桜桃の味」を観よう、という運びになって感じたプレッシャーは並大抵のことじゃない。趣味なんだから、重圧を感じるくらいなら観なきゃいいのに、おかしな話ではある。

結果から書くと普通に、いや思ってた以上に面白かった。そしてそれは「桜桃の味」という映画が持つメッセージともシンクロした体験だった。

自殺を助けてくれる人物を求め彷徨うバディ。狭い車中と土埃の立つ剥き出しの山道。閉ざされた世界と荒れ果てた風景。
最初に車に乗せたクルド人兵士は逃亡し、次に乗せたアフガニスタン人神学生とは山中の小屋で別れた。二人に協力を断られた後、どうやらトルコ人の老人が手伝いをしてくれるらしく、バディの車は彼を送り届ける為に街へと向かう。
このゲバリという老人が登場して、映画は大きく転換する。

有り体に言えば、ゲバリの話を聞くうちバディの心に変化が訪れるのだが、その演出が良い。
乾いた不毛の世界から生命力溢れる街へとナビゲートする道のり。
二人を乗せた車は樹のある方へ、花のある方へ、家のある方へと進んでいく。全面荒れ果てた世界だと思っていたのに、よく見れば世界は枯れてなどいなかった。

カップルに写真を頼まれたバディは、運転席の窓ガラスを5センチほど更に開ける。たった5センチ広げるだけで二人の笑顔が、満開の花壇をバックにはっきりと目の前に現れるのだ。
ほんのちょっと視野を広げただけで、世界は美しい事に気づくことが出来る。

映画に対する心構えも同じ。「難解だ」という色眼鏡を外して、ほんの少しおおらかな心で臨めば、見えていなかった美しい映像が物語の世界に連れていってくれる。
私にとっての「桜桃の味」とは、どうせわからないからと諦めていた映画に、本来の映画を観る楽しみを思い出させてくれた体験なのだ。

蛇足な上に掘り下げきれないのだが、イラン映画には「政府批判」が織り込まれていることが多い。冒頭の職を求める働き盛りの男性の多さは、イランが抱える問題をさりげなく写し込んでいるのだろう。
バディにイラン男性の証とも言える「髭」がないのは、完璧を求める事への疲弊や、イランの現状が完璧たり得ていないことの現れのようにも思える。
クルド人やアフガニスタン人に協力してもらえない、というのもイランにイスラム国家の盟主としての魅力がない、という批判のようでもある。

「桜桃の味」の裏テーマを読み解けるようになるためには、もっと視野を広げる必要がありそうだ。

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つとみ

3.0んむ

2024年2月3日
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『旅の途中で、死んではいけない』

ラストのオフショットでは度肝抜かれた。

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JYARI

4.0土の味

2024年1月5日
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鑑賞方法:VOD

土に還ろうとするところも含めて『ルバイヤート』的。

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ouosou

3.5オラの理解の枠外だ

2023年8月24日
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北枕寝二

2.5合わなかった

2022年6月7日
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鑑賞方法:映画館

土埃が舞う道を運転してるバディは、人々に声をかけては、自殺を手伝って欲しいと依頼していた。クルド人の兵士もアフガニスタン出身の神学生も拒絶するが、老人バゲリは依頼を承知の上で、自分の過去についてバディに語り、てな話。
ここの評価は高いから私の感受性が低すぎるのだろうと思う。
訳わからず眠かっただけ。合わなかった。

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りあの

3.5穴の中から見上げる月

2022年5月14日
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bloodtrail

4.0語る を信じること

2022年1月14日
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自殺の協力者を探すバディは道行く人々に声をかける。しかし人々は彼の願いの内実を知るなり踵を返してしまう。なぜ彼の願いは聞き入れられないのだろうか?

もちろん、そこには倫理的な抵抗感という素朴な理由がある。自殺幇助もまた部分的には殺人と大差がなく、できればそんなことには加担したくないのが人情というものだろう。

しかしそれだけではないと私は考える。思うに、バディにはある決定的な欠陥がある。それは語りへの不信だ。彼は協力者候補たちに「君しかいないんだ」とさも必然や運命があるかのように語りかけるが、もちろんそれは急場凌ぎの方便に過ぎない。

バディは自身の抱えた苦痛や絶望について何一つ語ろうとしない。スクリーンの中の登場人物に対してだけでなく、それを見ている我々に対してさえ何も教えてくれない。漠然と物悲しげな雰囲気を漂わせているだけだ。

また、彼のコミュニケーションには概してプロセスが欠如している。バディが自殺を仄めかすと、協力者候補たちはさまざまな観点からそれを否定するが、彼は「御託はいい」とそれを遮る。聞こうともしない。

なぜ彼は自分のことを語ろうとしないのか?他者の話を聞こうとしないのか?語りの力を軽視しているからだ。自分が何事も語らないことと、他者に何も語らせないことは表裏一体の行為である。

しかし語りとは人間の本質の一つだといっていい。語りが、物語がなければ人は人として生きていくことができない。協力者候補たちが彼の申し出を断ったのは、彼が人としての精彩を欠いた冷血漢に思えたからなのではないか。

平たく言えば、バディは人間をナメている。そういう人の手助けをしようと思えるかといえば、それは難しい。いくらお金を積まれても。いや、むしろお金を積まれるからこそ。

しかし最後には彼に救いの手が差し伸べられる。博物館で働く老父だ。彼はバディを見捨てることなく、語りの持つ力を彼に再び示そうとする。彼の語りはどこまでも恣意的で個人的だが、力強さがある。バディは彼の話を無視し続けるが、それでも彼は語ることをやめない。すると論理を超えた何かー「何か」としか形容できないーが二人の間に立ち現れる。そして実際、バディの心境には変化が兆しはじめる。

バディの変調に沿うように、きらびやかな夕日が画面いちめんを満たしていく。無味恬淡に思えた農村の光景が、実はドラマチックな精彩を秘めていたことが判明する。バディもまた老父やそれまでの登場人物たちと同様に、どうしようもなく「人間」なのだということが、情景描写を通じて示される。

この辺りのシーンの何がすごいかといえば、ラストカットに至るまでBGMが一切流れないことだ。そんなもので映像を糊塗する必要はまったくないのだという、監督の人間に対する信頼の強さが表れている。

バディが結局どのような選択をしたかについては最後まで明かされない。そこに本質はないのだから、こういうオープンエンドな終わり方でいいと私は思う。

ラストカットのメタ描写(この映画の撮影班のオフショット)には短絡的との批判もあるだろうが、私はもう少し肯定的に捉えたい。

誰も彼もがのびのびと雑談に耽っているさまは、バディが映画内で絶えず味わわされる緊張とは真逆のものだ。つまりラストカットは今際の際に彼が空想した儚い夢だと解釈することができる。しかしそれはこの映画を見ている我々にとってはむしろ現実の光景である。バディはスクリーンの外側にいる我々を羨んでいるのだ。

こういう描写は監督の才智が勝ちすぎていると一気に興が醒めるものだが、アッバス・キアロスタミの場合はあくまでヒューマニズムが万物の底流を成しているからそういう感じがしない。彼の映画においては、トリッキーな演出もまたヒューマニズムの一形態なのだ。

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因果

4.5セント・ジェームズ病院

2021年12月15日
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鑑賞方法:VOD

アッバス・キアロスタミの作品は1つのテーマがあるので、分かりやすい。兎に角、シャレている!
アームストロングよりも、カウント・ベイシーとディジー・ガレスピーの方が凄く良いと思います。
見てのお楽しみ!

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マサシ

4.0ラスト寸前までは、完璧!

2021年10月27日
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osmt

4.0ぐるぐる

2021年10月20日
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Oyster Boy

3.0う〜ん、時間泥棒か?

2021年10月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「友だちのうちはどこ?」も、たかだか2、3㎞の村や森の中を行ったり来たり・・・
こちらも、ひたすら(多分)2、3㎞の風景の中を行ったり来たり・・・
見終わって、しばし、いや、これからもずっと、言葉がない・・・
う〜ん、これは、私の時間泥棒か・・・

クルド人の若い兵士の運転席側からの横顔が美しい。
アフガン人の神学生の、黒い瞳と、黒い眉と、黒々とした髭が美しい。

友だちのうちを探す少年の瞳が美しい。
みんな死ぬことの、本当の怖さを知らない若さ、というか、それこそが、美しい。

生の頂点から、死に向かう坂道を転げ落ちるような頃から、美しさは、それこそ、死の怖さと引き換えのように、はがれとられていく。

あえて言えば、そんな感じか、私にとっては・・・

美しいものは、やっぱり美しい。

それにしても、やはり、アッバス・キアロスタミ監督は、馬鹿な私のような人間には、非常に意地悪で、狡猾な、時間泥棒としか言いようがない。

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bull&hana

4.0土埃

2021年10月17日
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イランはずっと、土埃舞うこの映画のイメージ。いま見ると、クルド人、アフガニスタン人、トルコ人と、イランにいる多様な人たちが出ていることに気づく。

季節は紅葉の秋、桃は夏の果物だから、また来年の夏も生きてみない?って意味かなあ。老人の話を聞いた後は、紅葉が鮮やかに映し出される。ぐるぐると赤茶けた道を走る。ちょっと道を変えただけで、景色は変わる。

アフガン風オムレツ見たかったな。美味しそう。

公開当時見に行きそびれてようやく観られました。シネマライズに行列できたんだよねえ。いまは映画に並ばないから、大ヒットしてもわからない。

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hyvaayota26

4.5【”君はもう美しい夜明け、星空、夕陽を見ないのか。泉の水を飲まないのか。桜桃の味を忘れてしまうのか・・。”命の大切さを淡々と、けれども心に染み入るトーンで観る側に問いかけてくる、見事な映画である。】

2021年9月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

4.5人生の味

2021年5月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

難しい

幸せ

緊急事態宣言の下、自宅で約20年ぶりに鑑賞。
生きていれば高確率でなんらかの困難にぶち当たる。
人間にとって不変のテーマ。
3人目のお爺ちゃんが全部言ってくれました。
砂煙の舞い上がる道をくねくねと上がったり下がったりして進む様子は、まさに人生そのものにも見えた。
その道は行ったことのない道かもしれないが、行ってみたら新しい発見があるかもしれない、考えが変わるかもしれない。
生命ある限り、甘くても酸っぱくても苦くても、その味を味わいたいものだ。
ゴールは必ず向こうからやってくるのだから。

……にしても最後のおまけみたいなのんはなんだ?イラン人のセンス?俺たちもこうやって生きてるんだよってことなのかな……。

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にしゃーん